お知らせ

文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、各研究グループ等の調査研究活動を紹介し、NISTEPの取組について広くご意見をいただくことを目的として「政策研究レビューセミナー」を開催しております。
今回の政策研究レビューセミナーでは、「科学技術・イノベーション政策の検討に資するエビデンス構築に向けた科学技術・学術政策研究所の取組」をテーマに各研究グループの活動について発表いたします。

開催概要

日時:令和6年11月11日(月)13:30~17:30

場所:オンライン(Zoomウェビナー)

言語:日本語

定員:500名

事前申込制(参加費:無料):参加用のURLについては登録フォームにご登録いただいたメールアドレスにお知らせいたします。

登録フォーム:zoomウェビナー

https://zoom.us/webinar/register/WN_ahwtIDEmRQSCdhwWst2zPg
ご登録日と開催前日の2回、メールでURL等を御案内いたします。
※なお、メールが届かない場合はメールアドレスが間違っている可能性がありますので再登録をお願いいたします。

申込締切:11月6日(水)12時

プログラムと資料

※資料は当日、掲載いたします。また、引用する際には、出典を明記してください
※各発表タイトルは変更する場合がございます。また、質疑は各発表ごとにお受けします。

第16回政策研究レビューセミナー
「科学技術・イノベーション政策の検討に資するエビデンス構築に向けた科学技術・学術政策研究所の取組」

13:30~ 開会挨拶
千原 由幸 科学技術・学術政策研究所 所長
13:35~ 研究力をどう把握するか:論文指標の課題と研究力にかかわる指標群の提案
 村上 昭義 基盤調査研究グループ 主任研究官
14:05~ 『全国イノベーション調査 2022年調査統計報告』からの主な所見:COVID-19対応と環境便益創出のイノベーション実現状況に焦点を置いて
 伊地知 寛博 第1研究グループ 客員総括主任研究官
14:35~ 民間企業の研究開発活動:オープンイノベーションと博士人材活用の潮流
 佐々木 達郎 第2研究グループ 主任研究官
 北島 謙生  第2研究グループ 研究員
 休憩(20分程度)
15:25~ 社会の大きな変化に向けた博士人材育成の現状
 齋藤 経史 第1調査研究グループ 上席研究官
15:55~ 地域イノベーションと大学の地域貢献に関するアンケート調査について
 松本 泰彦 第2調査研究グループ 上席研究官
16:25~ 社個々人の多様な価値観に基づく「ありたい」未来像の共創:第12回科学技術予測調査ビジョニング
 岡村 麻子 動向分析・予測研究グループ 主任研究官
16:55~ データから見たオープンサイエンスの現状:オープンデータとオープンアクセスの観点から
 小柴 等 データ解析政策研究室 主任研究官
17:25~ 閉会挨拶
末広 峰政 科学技術・学術政策研究所 総務研究官
お問合せ先

文部科学省 科学技術・学術政策研究所 企画課
https://www.nistep.go.jp/about/contactus

任期付職員の公募のお知らせです。

任期付研究員の公募のお知らせです。

任期付職員の公募のお知らせです。

本報告書では、地域における科学技術の資源と活動の現状を把握するため、①企業、②非営利団体・公的機関、③大学、④自治体(科学技術関連予算)、⑤科学研究費助成事業(科研費)、⑥産学連携、⑦特許、⑧論文の8つの項目に着目し分析しました。その結果、地域の状況は、人口や企業が集積している大都市圏において科学技術に関連する項目の数値が高く、地域イノベーションのポテンシャルが高いと言えること、研究開発費や人材の資源配分において地域間格差が拡大しているとは言いきれないが、企業や大学などが集積している東京圏をはじめとした3大都市圏において資源配分は集中・固定しているという状況が確認されました。そのような中でも実数値ではなく規格値に注目すれば、地方圏における地域イノベーションの特色を確認することができました。

詳細については、以下のリンクより御覧ください。

講演会の概要

○テーマ
Flourishing in a Machine Intermediated World: The STM Trends 2028 Report
○講演者
キャロライン サットン博士 (STM Association CEO)
Caroline Sutton, PhD (STM Association CEO)
○日時
2024年10月25日(金)16:00-18:00
○形式
オンライン(zoom)
○言語
英語 (Q&Aは通訳によるサポートあり)
○参加登録
https://zoom.us/meeting/register/tJ0tfu-pqDsiGddvmKnCTAmCBrMFUM45Swvi
○参加登録〆切
10月25日(金) 15:00

講演会の内容

世界最大の出版者協会であるSTM Associationでは毎年、出版社、研究者、技術者など、学術出版界の第一人者が集まり、研究・出版状況の将来像STM Trendsを公表している。
今回は2028年の将来像を予測し、技術の動向とその影響に加えて、オープンリサーチ、研究の完全性、社会的責任について発展的な考察をしており、人工知能が重要なテーマとして浮上している。

このトレンドレポートは、科学的コミュニケーションにおける新たな革命が起こっているわけではなく、数十年にわたる変革の次の段階にすぎないことを強調している。結果として得られた未来像は、三つの主要なテーマを結びつけている。
ひとつは人間と機械の間で進化し続ける相互作用である。これに関連して、ファクトや信頼性に関するさまざまな懸念がある。そして、これらや他の要因と相互作用しながら、統合と断片化という鈍化する力が働いている。
公共から信頼される科学を目指すうえで、偽情報や誤情報の影響がその信頼を脅かしており、これらの課題は今後さらに拡大することが予想されている。コミュニティがこれに適応する中で、ユーザー(人間または機械)がこのエコシステムの体験を調整する役割を果たすことになる。講演者は、この報告がどのように作成されたか、また、その結論を解説する。

講演者略歴

STM AssociationのCEOである氏は、STM以前は、テイラー&フランシス社でオープンリサーチ担当ディレクターを務めた。
オープンアクセス出版のパイオニアであるCo-Action Publishingを共同設立し、OASPAの設立者の一人であり初代会長として2008年から2021年まで理事を務めた。
また、Dryadの理事(2017-2023年)、Directory of Open Access Journals(DOAJ)の運営組織であるInfrastructure Services for Open Access(IS4OA)(2013-2022年)など、学術コミュニケーション分野における数多くの理事を務めている。
スウェーデンのウプサラ大学で社会学の博士号を取得。

参考

(1) The STM Trends 2028 https://www.stm-assoc.org/trends2028/

講演会の参加申し込み

URL: https://zoom.us/meeting/register/tJ0tfu-pqDsiGddvmKnCTAmCBrMFUM45Swvi

(参加〆切:10月25日(金)15:00までにお申し込みください。)

講演内容についてのお問い合わせ

  • 科学技術・学術政策研究所 データ解析政策研究室 (担当:林)
  • Tel: 03-3581-2393 (内線 74OO)
  • メール: d-unit【at】nistep.go.jp

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が公開している「科学技術・イノベーション白書検索」について以下の通りデータを更新しました。

■「科学技術・イノベーション白書検索」のデータの更新
 令和6(2024)年版の「科学技術・イノベーション白書」を追加

■「科学技術・イノベーション白書検索」へのアクセス方法:
 以下のNISTEPのウェブサイト(SciREX関連公開データのページ)
 https://www.nistep.go.jp/research-scisip-whitepaper-search

【参考】
■「科学技術・イノベーション白書検索」について
「科学技術白書」の名称が、令和3(2021)年版から「科学技術・イノベーション白書」と変更されたので、検索システムの名称も「科学技術・イノベーション白書検索」に変更しました。以下、全体を示す場合にはこれを用います。
 科学技術・イノベーション白書は、文部科学省において昭和33(1958)年から現在まで継続的に発行されており、日本の科学技術政策に関する施策やトピックなど、様々な情報が蓄積されています。NISTEPではこの点に着目し、以下のような機能・特徴を備えた「科学技術・イノベーション白書検索」を開発し、令和元(2019)年11月に公開しました。主な機能は以下の通りです。

○ 昭和33(1958)年版以降の科学技術・イノベーション白書のテキスト情報(本文や図表の表題など)がデータベース化されています。
○ 各年代の科学技術に関する政策や施策の動向を調べることができます。
○ キーワードだけでなく、類義語も併せて検索する「あいまい検索」や期間を指定して検索することもできます。
○ よく使われている語句を大きく表示する「キーワードマップ」の機能があります。
○ 注目するキーワードがどの年に多く出現しているかなど、白書への出現回数を知ることができます。
○ 注目するトピックの変遷がわかる機能があります。

本稿では、学術論文と特許情報を著者・発明者レベルで接続したデータベースを新たに作成したうえで、研究者のキャリアと生産性に関して分析しました。

分析の結果、大学に所属する著者については、キャリア年数と論文数との間には上昇ののち、下降するという逆U字型の関係が観察されました。一方で、企業に所属する著者については、明確な関係はみられませんでした。特許出願件数については、大学と企業の所属に関わらず、キャリア年数の長い発明者について逆U字型の関係が観察されました。

詳細につきましては、以下のリンクより御覧ください。

  • 要旨
  • 報告書全文
  • 科学技術・学術政策研究所では、政府統計「全国イノベーション調査」 2024年調査(一般統計調査)を実施しています。本ページには、調査対象企業の皆様(調査対象企業には調査票を郵送しております)が本調査に御回答いただくためのオンライン回答システムへのリンクを掲載しています。オンライン回答に御協力のほど、よろしくお願いいたします。

    オンライン回答システムへのログイン

    オンライン回答システムの開発・運営、調査票の回収・検票・データ入力、督促・問い合せ対応等の調査に係る一連の業務は、株式会社サーベイリサーチセンターに委託して実施しております。業務委託に当たり、データ等の取扱いについて秘密保持の契約を結んでいます。

    本調査は国の重要な統計調査であり、得られた結果は、国内外においてイノベーションを推進するための政策に資する重要な基礎資料となります。御多忙の折、誠に恐縮に存じますが、本調査の趣旨を御理解いただき、御回答いただけますよう、お願いいたします。

    回答期限:2024年11月15日(金)

    「全国イノベーション調査」の概要や過去の調査結果についてはこちらを御覧ください。

    委託先・お問い合わせ窓口

    株式会社サーベイリサーチセンター 「全国イノベーション調査 2024年調査」事務局
    〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目1番3号 PMO水道橋
    フリーコール: 0120-901-843
    FAX: 03-5615-9264
    E-mail: jnis2024@surece.co.jp
    受付時間: 10:00~17:30(土曜、日曜、国民の祝日を除く)

    調査実施主体

    文部科学省科学技術・学術政策研究所 第1研究グループ
    〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-2中央合同庁舎第7号館東館16階

    本調査では、第12回科学技術予測調査の検討に資するため、国内外の政策文書、報告書等における未来に関する記述を幅広く調査しました。
    国内の白書、基本計画、戦略等に関する文書の他、国外のForesightに関する文書を対象として、2030年、2040年、2050年の主要年における未来に関する記述を整理したほか、2025年から2070年までの目標値・予測等に関して年表形式で取りまとめたリストを作成しました。

    共通的に見られた特徴として、情報化社会の到来とそれに伴う影響について多くの機関が着目しており、例えば、世界のIPトラフィックやICT関連機器の使用電力の増加、メタデータ管理ツールの世界市場規模の成長、メタバースの世界市場の成長、データ駆動型の材料最適化の市場規模成長、インターネットに接続されるデバイスの増加等が予測されています。

    詳細につきましては、以下のリンクより御覧ください。

    要旨
    報告書全文
    未来記述年表

    科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、STI Horizon 2024秋号(Vol.10 No.3)を公表しました。
    文部科学大臣科学技術顧問・量子科学技術研究開発機構理事長 小安 重夫 氏への特別インタビュー、講演会「近未来への招待状~ナイスステップな研究者2023 からのメッセージ~」第1 回、ノーベル賞受賞者の主要研究、年齢等に関する分析、人文系研究機関の最新動向など、科学技術・イノベーション政策に資する情報を幅広く掲載しています。

    詳細については、以下のリンクより御覧ください。
    STIHorizonLogoTop

    研究活動のデジタルトランスフォーメーション(DX)やオープンサイエンスに関連して、オープンアクセスやオープンデータなど、「研究の在り方」も変わりつつあります。こうした「研究の在り方」が、どのように、どの程度変わっているかを把握することもSTI政策立案の基礎的資料として重要です。

    本調査研究では、学術活動の中でのオープンデータ(オープンソースを含む)の利用状況を調査した既存調査を更新し、2023年までの状況を調査しました。また、既存調査で取り上げていた物理・情報系のプレプリントサーバarXivに加えて、生物系のbioRxiv、医学系のmedRxivも加えて調査を行いました。

    結果、Zenodoやfigshareなどのオープンデータ言及は増加傾向にはありますが、絶対数は依然として少ないこと、オープンソース利用の代理変数であるgithubの言及はarXivでは2割超でDOIの記載のある原稿数を越えている様子が改めて確認できました。
    また、bioRxivでもgithub言及原稿が2割程度、medRxivでも1.5割程度観測され、非情報系分野でもソースコードの利用が進んでいる状況が確認できました。

    詳細につきましては以下のリンクより御覧ください。

  • 要旨
  • 報告書全文
  • 定年制研究職員の公募のお知らせです。