科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が発行する「STI Horizon(エスティーアイ ホライズン)」誌は、科学技術・イノベーション政策に資する情報をお届けして参ります。
スペシャルレビュー(アンケート)を実施しております。当誌に関するご意見をお寄せください。
目次:2025 春号 (Vol.11 No.1)
はじめに
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STI Horizon 2025春号発行に当たって
- STI Horizon 誌編集長 赤池 伸一
(科学技術・学術政策研究所 上席フェロー)
- STI Horizon 誌編集長 赤池 伸一
特別インタビュー
- 国立研究開発法人 科学技術振興機構 研究開発戦略センター長 川合 眞紀 氏インタビュー
-我が国の国際化・人材活用に向けて-
2024年度より国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センター(CRDS)のセンター長に就任された川合眞紀氏にSTI政策について、国際的な観点からの人材確保・育成を核として、我が国の研究力に対する実感等も含めお話しいただいた。
ナイスステップな研究者2023講演会
- 講演会「近未来への招待状~ナイスステップな研究者2023からのメッセージ~」第3回
全3回のナイスステップな研究者2023講演会のうち、第3回の講演録を紹介する。
牛久 祥孝・オムロンサイニックエックス株式会社 Vice President for Research、熊谷 誠慈・京都大学 人と社会の未来研究院 教授、秋葉 拓哉・Sakana AI株式会社 Research Scientistの3名に講演をいただいた。
ほらいずん
- EUにおける研究イノベーション政策・プログラム
-その変遷と動向-- 企画課 国際客員研究官 市岡 利康
今後の日欧関係発展の参考として 欧州連合(EU)の研究イノベーション政策、その実施を含むフレームワークプログラムの概要・変遷と注目すべき動向を紹介する。
- オーストラリアの研究データ基盤整備とARDCの役割からみた日本への示唆
- データ解析政策研究室長 林 和弘
オーストラリア研究データコモンズ(Australian Research Data Commons, ARDC)は2018年に設立され、国内外でデータ共有と標準化のリーダーシップを発揮している。その活動を紹介し、日本との比較についても議論する。
レポート
- 大学における地域産学連携現況(2022)
- 第2調査研究グループ 上席研究官 荒木 寛幸、第1調査研究グループ 上席研究官 伊藤 伸、第2調査研究グループ 上席研究官 松本 泰彦
地域科学技術指標2022におけるデータから科学技術資源として産学連携に着目し、地域における産学連携の状況を3大都市圏(東京圏、中京圏、関西圏)及び地方圏に分類・集計し、分析を行った。
- 第12回科学技術予測調査(ホライズン・スキャニング)政策文書に見る未来
-「政策文書等の未来に関する記述の調査」より-- 科学技術予測・政策基盤調査研究センター 上席研究官 黒木 優太郎
本調査では、第12回科学技術予測調査の検討に資するため、国内外の政策的潮流を把握すべく、白書を中心とする政策文書、報告書、海外のフォーサイト関連文書等における未来に関する記述を幅広く調査した。その結果、例えば情報化社会の到来とそれに伴う影響について、国内外を問わず多くの機関が着目していることがわかった。
- 第12回科学技術予測調査(ビジョニング)
-市民アンケート調査から多様な未来観を探る-- 科学技術予測・政策基盤調査研究センター 主任研究官 岡村 麻子、リサーチアシスタント 山田 光花莉
第12回科学技術予測調査におけるビジョニング調査の一部として実施した市民アンケート調査の概要を紹介する。調査では、未来の日常・働き方・家族・科学技術など、自由記述形式で市民の未来観を探った。