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- DOI: https://doi.org/10.15108/stih.c201904
- 公開日: 2019.12.20
- 著者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)
- 雑誌情報: STI Horizon, Vol.5, No.4
- 発行者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)
目次:2019 冬号 (Vol.5 No.4)
はじめに
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STI Horizon 2019冬号発行に当たって
- STI Horizon 誌編集長 赤池 伸一
(科学技術・学術政策研究所 上席フェロー)
- STI Horizon 誌編集長 赤池 伸一
特別インタビュー
- 政策研究大学院大学 科学技術イノベーション政策研究センター(SciREXセンター)顧問
黒田 昌裕 氏インタビュー
科学技術イノベーション政策の未来への期待 -歴史認識とEBPMによる検証の必要性-
科学技術イノベーション政策の立案において、経済と科学技術の発展に関する歴史認識及びEBPMによる過去の政策の検証の必要性について、黒田昌裕氏がこれまでの御自身の経験とともに語る。
ナイスステップな研究者から見た変化の新潮流
- 東北大学 東北アジア研究センター 学術研究員/日本学術振興会 特別研究員 大野 ゆかり 氏インタビュー
-市民参加型調査「花まるマルハナバチ国勢調査」を立ち上げ、マルハナバチの全国分布データを作成- - 早稲田大学 理工学術院 Edgar Simo-Serra 専任講師インタビュー
-日本の陶芸を愛する若きAI研究者のチャレンジ-
大野ゆかり氏は、2013年に山形大学と共同して、市民参加型調査「花まるマルハナバチ国勢調査」を立ち上げ、マルハナバチの全国的な分布調査を実施。インターネットを駆使し、ボランティアの方々が撮影したマルハナバチの写真から全国分布データを作成。
Edgar Simo-Serra(エドガー シモセラ)氏は、スペインで学位取得後、日本で深層学習を用いて、イラストやアニメのラフスケッチを高精度でリアルタイムに編集可能となる画像処理の技術開発などに従事。日本を選んだ理由、実用化への取組、将来展望などについてお話を伺った。
ほらいずん
- デルファイ調査の概要
-科学技術発展の中長期展望-- 科学技術予測センター センター長 横尾 淑子
「第11回科学技術予測調査デルファイ調査」において、2050年までの科学技術に関する専門家アンケートを実施した。その結果、想定される社会課題への対応の重要性、実現に向けた倫理的・法的・社会的課題対応の必要性等が明らかとなった。
- 新しい創薬モダリティとしての核酸医薬の動向
- 科学技術予測センター 主任研究官 伊藤 裕子
新しい創薬モダリティとして核酸医薬が注目されている。現在までに市場に出たのは8品、うち5品が2016年以降に出た。核酸医薬は、標的まで薬を安定的に送達するDDS技術などが重要であり、技術の更なる進展により将来的には様々な疾患の治療薬として期待できる。
レポート
- 企業年齢とイノベーション
-成熟企業は若年企業に劣るか?-- 第1研究グループ 研究員 池田 雄哉、客員総括主任研究官 伊地知 寛博
成熟企業はイノベーションで若年企業に劣るだろうか?本稿では企業年齢とイノベーションの関係について、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が実施した「全国イノベーション調査2018年調査」のデータを用いて分析する。
- 科学技術に関する国民意識調査 -Society 5.0-
- 第1調査研究グループ 上席研究官 細坪 護挙
本稿では、2016年3月の超スマート社会(Society 5.0)に関する調査と同様、Sociey 5.0に対するより詳細な質問項目を設けることによって、世間一般におけるSociety 5.0に関する現時点での認識と経時的な意識変化を把握し、更に変化の背景について分析を行った。