調査研究成果公表

日本版バイ・ドール制度を適用した特許出願データの公開について

公開特許公報から網羅的に特定、抽出した日本版バイ・ドール制度(産業技術力強化法第17条)を適用した特許出願データを公開します。政策的支援効果など研究者の様々な視点からの分析に有効に活用することができます。

科学技術・学術政策研究所では、日本版バイ・ドール制度を適用した特許出願に関して、我が国全体としての制度の適用状況、出願機関や特許査定状況、さらに同制度の制定による国立大学の特許出願行動の変化などを取り纏め、報告書[1]を発行しております。

それまで、同制度を適用した特許出願に関する分析の多くは特定のファンディング機関からの出願を対象に行われ、網羅的に特許出願を把握し分析することは行われておらず、上記研究により日本版バイ・ドール制度の政策的効果を検討するための手がかりとなるデータを得たといえます。今後は、同制度の成果である特許権が有効に活用されているかなどの検証が政策的効果を見極めるうえで重要なポイントとなり、様々な視点から分析を一層深化させることが必要であり、ここではそうした目的に広く有効に活用できるよう、日本版バイ・ドール制度を適用した特許出願データの公開を行うものです。

日本版バイ・ドール制度を適用した特許出願データ及びその他関連ファイルのダウンロードは、以下のURLからお願いいたします。

https://www.nistep.go.jp/research/scisip/pt_app_jp_bayh-dole

[1]文部科学省科学技術・学術政策研究所:日本版バイ・ドール制度を適用した特許出願の網羅的調査,DISCUSSIONPAPERNo.195,(2021)

2021年12月のインターネット調査の結果、DXについて、「性別」では男性((どちらかというと)賛同する79%)の方が女性((どちらかというと)賛同する64%)よりも高い一方、「年代別」ではあまり変わらないことが判明した。
また、「性別」では男性((どちらかというと)社会がより快適で暮らしやすい方向に変化する55%)の方が女性((どちらかというと)社会がより快適で暮らしやすい方向に変化する44%)よりも高い一方、「年代別」ではあまり変わらないことが判明した。
加えて、機会があれば、DXに関して科学者や技術者の話を聞いてみたいと思うかどうか尋ねたところ、(できれば)聞いてみたい、が57%を占め、過半数となった。DXについて昨今のTVや新聞で専門家による意見等が紹介されているが、さらなる情報提供が求められていると思われる結論となった。

科学技術に関する国民意識調査 -DXについて-[DISCUSSION PAPER No.205]

要旨
概要
全文

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、STI Horizon 2022春号(Vol.8 No.1)の一部をweb先行公開(3月1日)しました。今回は以下の記事を掲載しています。

特別インタビュー
・株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社長、所長 北野 宏明 氏インタビュー
 -「新AI戦略検討会議」座長に聞く-

ほらいずん
・理化学研究所(関西文化学術研究都市)見学インタビュー
 ガーディアンロボット試作機第1号「ぶつくさ君」の開発
 -人がこころを感じるロボットの実現を目指して-

・研究力と国際化について
 -国際頭脳循環から脱落しないために-

詳細については、以下のリンクより御覧ください。
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科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、日本が生み出す論文数が停滞している要因を明らかにするために、日本の大学を対象に1980年代からの論文数、研究者数、研究開発費の長期マクロデータを整備し、過去、日本の論文数が増加している時期も含めて重回帰分析及び要因分析を行った結果を2020年4月3日にDiscussion Paperとして公表しました。

今回、Discussion Paperの補遺として、大学の施設・設備等の維持・管理費の増加が研究活動に及ぼす影響を考察した結果を公表します。本補遺では、NISTEP定点調査から得られた現場の声を概観し、その後、科学技術研究調査や国立大学の財務諸表から、維持・管理に関連する費目・項目の分析を試みました。また、インプット・アウトプット分析の結果をもとに、研究開発費における費目のバランス変化が論文生産に与える影響を考察しています。

報告書の詳細については、以下のリンクより御覧ください。

ライブラリ:長期のインプット・アウトプットマクロデータを用いた日本の大学の論文生産の分析[DISCUSSION PAPER No.180]

 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、科学技術の状況にかかる総合的意識調査(NISTEP定点調査2020)の回答データを用いて、新型コロナウイルス感染症が日本の研究活動に与えた影響を詳細に把握するための分析を実施しました。

 論文数でみる回答者の所属大学の規模(大学グループ)、回答者の専門分野(部局分野)、回答者の主な研究手法(主な研究手法)、回答者の所属部局が位置する都道府県の感染率からみた感染状況(感染状況)という4種類の回答者属性に着目して、属性によるコロナ禍の影響の違いを把握することを試みています。

 詳細につきましては以下のリンクより御覧ください。

ライブラリ https://doi.org/10.15108/dp204

 
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では,我が国の今後の研究評価の在り方についての検討に資することを期待して,英国UKRI(UK Research and Innovation)の公的ファンディングによる研究プロジェクトレベルの研究成果情報,特に論文等のアウトプットのみならずアウトカムやインパクトなどより広い意味での研究成果情報に関するデータベース(The Gateway to Research: GtR)について試行的分析を実施しました。

 
GtRは人文社会科学や自然科学等,多様な研究分野について,10年以上のデータを蓄積する広範なデータベースです。
今回の分析を始めとして様々な活用が想定され,日本においてアウトカム・インパクト評価の具体的検討,特に分野別の研究評価指標,多様な側面からの研究活動やそのインパクトの捕捉の検討に資すると考えられます。
また,論文のみを指標とする狭義の研究評価にとどまらない多様な視点からの研究評価のあり方の提言や,例えば地域性やそれぞれの独自の強みの可視化につながることが期待されます。

 詳細につきましては以下のリンクより御覧ください。

ライブラリ https://doi.org/10.15108/dp203

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、STI Horizon 2021冬号(Vol.7 No.4)を公開しました。
日本科学未来館館長 浅川智恵子氏の特別インタビュー、ナイスステップな研究者インタビュー、NISTEPにおけるリサーチアシスタント制度など、科学技術・イノベーション政策に資する情報を幅広く掲載しています。

詳細については、以下のリンクより御覧ください。
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科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、⽇本の研究者によるデータと論⽂の公開状況や認識を明らかにするために2016, 2018年に引き続き、2020 年11⽉に科学技術専⾨家ネットワークを活⽤したウェブアンケート調査を実施しました。(回答者1, 349名(回答率70.5%))

その結果、研究活動を⾏っている1,268 名のうち、データは44.7%、論⽂は80.1%が公開経験を有していました。2016 年、2018年調査の結果と⽐較すると、全体としてはデータの公開が進んでいませんが、引き続き分野による差、進展の差があることがわかりました。

また、助成機関等が要求しているデータマネジメントプラン(DMP)の作成経験を持つ回答者は20.8%(2018年18.7%)にやや増加しました。研究者のデータ公開に対する懸念は依然として強いものの、問題点に対する意識が経年で変化していることなどがわかりました。

さらに、今回データ公開に対する評価を伺ったところデータ公開を「⾼く評価している」と「やや評価している」の合計は、コミュニティや機関が33.0%、回答者⾃⾝が45.2%でした。

詳細は以下のリンクより御覧ください。

ライブラリ:研究データ公開と論文のオープンアクセスに関する実態調査2020[NISTEP RESEACH MATERIAL No.316]

 

 

 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、我が国の自然科学系の大学に所属する教員を対象に実施したアンケート調査(研究室パネル調査)の2020年度の回答データを用いて、我が国の研究活動における外部とのネットワーク状況を把握するための分析を実施しました。

 大学教員、大学教員の所属する研究室・研究グループ、大学教員の実施している研究プロジェクトの大きく3つの観点からの分析を通じ、我が国の大学教員の研究活動における国内・海外のつながりの実態を多面的に把握することを試みています。

 詳細につきましては以下のリンクより御覧ください。

ライブラリ https://doi.org/10.15108/dp202

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、STI Horizon 2021冬号(Vol.7 No.4)の一部をweb先行公開(11月25日)しました。今回は以下の記事を掲載しています。

ナイスステップな研究者から見た変化の新潮流
・国立研究開発法人理化学研究所 革新知能統合研究センター(AIP)
病理情報学チーム チームリーダー 山本 陽一朗 氏インタビュー
医療・医学の進歩と発展に貢献する医療AI技術の開発
-病理学と数理解析学の融合研究-

・国立研究開発法人物質・材料研究機構
統合型材料開発・情報基盤部門 主任研究員 桂 ゆかり 氏インタビュー
-論文から過去の実験データを集めることで大規模材料物性データベースを構築-

詳細については、以下のリンクより御覧ください。
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科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、次期科学技術予測調査の基礎情報収集及び科学技術動向調査のため、専門家ネットワークに対し現在注目される科学技術についてのアンケートを行いました。

アンケートでは延べ984件の注目科学技術についての回答がありました。また同時に、注目科学技術が前提とする社会像や解決すべき社会課題、経済社会へもたらす便益や懸念、実現にあたって解決が必要な社会・制度的課題、基盤となる人間や社会の在り方等、様々なコメントが寄せられました。なお本調査は、専門家が注目する科学技術を「注目科学技術」とし、専門家の最新の知見を毎年幅広く収集・蓄積し、得られた結果を精査・分析して公表するもので、今回が第1回目の調査となります。

詳細につきましては、以下のリンクよりご覧ください。

ライブラリ:専門家が注目する科学技術に関するアンケート調査(NISTEP注目科学技術2020)[調査資料-315]

 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、研究室・研究グループ単位での大学の研究活動の把握を目的として、2020年度に「研究活動把握データベースを用いた研究活動の実態把握(研究室パネル調査)」(5ヵ年継続)の初年度調査を、約3,600名の自然科学系の大学教員を対象に実施しました。
 今回、初年度の調査結果のうち、基礎的な事項を集計した発見事実について報告書にまとめました。当報告書は、研究室パネル調査に関する最初の報告書となり、我が国の大学の自然科学系の教員およびその研究活動の状況について、大学教員、研究室・研究グループ等、研究プロジェクトの3つの側面から定量的に把握することを試みています。

 詳細につきましては以下のリンクより御覧ください。

ライブラリ: https://doi.org/10.15108/rm314

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、STI Horizon 2021秋号(Vol.7 No.3)を公開しました。
東北大学理事・副学長/総合科学技術・イノベーション会議議員 小谷元子氏の特別インタビュー、ナイスステップな研究者インタビュー、第11 回科学技術予測調査デルファイ調査における分野別分科会の座長インタビュー連載など、科学技術・イノベーション政策に資する情報を幅広く掲載しています。

詳細については、以下のリンクより御覧ください。
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