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- DOI: https://doi.org/10.15108/stih.c202303
- 公開日: 2023.09.25
- 著者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)
- 雑誌情報: STI Horizon, Vol.9, No.3
- 発行者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)
目次:2023 秋号 (Vol.9 No.3)
はじめに
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STI Horizon 2023秋号発行に当たって
- STI Horizon 誌編集長 赤池 伸一
(科学技術・学術政策研究所 上席フェロー)
- STI Horizon 誌編集長 赤池 伸一
特別インタビュー
- 東京大学大学院理学系研究科 教授 菅 裕明 氏インタビュー
-基礎研究とイノベーション双方の立場から見た科学技術・イノベーション政策の方向性-
菅裕明氏に東京大学教授・ベンチャー創業者・日本化学会会長・総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)議員という多様な立場から、大学改革・学会運営・ベンチャー創業・若手研究者育成など、幅広く科学技術・イノベーション政策に関する意見を伺った。
ナイスステップな研究者から見た変化の新潮流
- 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 主任研究員 久保田 達矢 氏インタビュー
地震・津波の未知なるメカニズムを探る
-地震の原体験とサイエンスへの好奇心- - 東京農工大学 グローバルイノベーション研究院
テニュアトラック 准教授 津川 裕司 氏インタビュー
-生命の代謝を捉えるメタボロミクスとデータサイエンス-
地震・津波のメカニズムを探究する久保田達矢氏。2022年1月のトンガ噴火で発生した津波のメカニズムを解明し、気象庁による情報発信の運用の改善にも貢献している。インタビューでは、これら研究内容やキャリアパスなどに関する話を伺った。
津川裕司氏は、生物の代謝物の多様性を網羅的に捉え、その生物学的意義を解き明かす学問分野であるメタボロミクス研究を行っていた。本インタビューでは、研究の内容や今後の展望のほか、研究者の道に進んだ経緯やキャリア形成についての考え等も伺った。
ほらいずん
- 地域ワークショップin 徳島
-2050年のカーボンニュートラル実現に向けて- 開催報告- 科学技術予測・政策基盤調査研究センター
専門職 横尾 淑子、フェロー 浦島 邦子、特別研究員 蒲生 秀典
カーボンニュートラルをテーマとして、2050年の望ましい社会を考えるワークショップを徳島大学と共催で実施した。カーボンニュートラル及び地域の観点から重要性が高く挑戦的である事項として、エネルギーやモビリティ関連が挙げられた。
- 科学技術予測・政策基盤調査研究センター
- カーボンニュートラルに資する基盤的科学技術の将来展望
-専門家アンケート結果概要-- 科学技術予測・政策基盤調査研究センター
特別研究員 蒲生 秀典、主任研究官 小倉 康弘、上席研究官 黒木 優太郎
カーボンニュートラルに資する基盤的科学技術として、革新技術並びに情報技術を活用した新たな省エネ・省資源技術に関する科学技術トピック、それらの社会実装に伴うライフスタイルや社会システムに関わる社会トピックを設定し、予測調査を実施した。
- 科学技術予測・政策基盤調査研究センター
- デザインアプローチの政策立案における可能性
-EBPMとデザインの交差点-- データ解析政策研究室 客員研究官 村木 志穂
昨今、世界的に注目を集めている探索的・統合的なアプローチである「デザインアプローチ」の、政策立案における活用について、概念や実践について概略した上で、EBPMの課題や限界を補完する観点で、政策立案におけるその価値と可能性を論じる。
- 量子コンピュータの要素技術の可視化・技術の関係性の分析
- 第2研究グループ 主任研究官 佐々木 達郎
量子コンピュータに関する論文・特許のテキストデータを用いて文献のクラスタリングを行い、要素技術を抽出した。要素技術間の論文引用数を集計した結果、量子ビットを実現させる技術が知識を連結するハブとなって研究が進んでいることが明らかとなった。
レポート
- 機関名辞書及び名寄せプログラムとその補助ツール
-それらの概要と利用の留意点-- 科学技術予測・政策基盤調査研究センター
客員研究官 小野寺 夏生、客員研究官 吉井 隆明
NISTEP大学・公的機関名辞書と、この辞書を用いた機関名寄せプログラムは、機関・組織レベルでの研究データ分析を精確に行う上での不可欠な手段としての利用を目指している。それらの構成、機能、利用上留意する点について概説する。
- 科学技術予測・政策基盤調査研究センター