STI Hz Vol.9, No.3, Part.2:STI Horizon 2023 秋号発行に当たってSTI Horizon

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  • DOI: https://doi.org/10.15108/stih.00340
  • 公開日: 2023.09.25
  • 著者: 赤池 伸一
  • 雑誌情報: STI Horizon, Vol.9, No.3
  • 発行者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)

STI Horizon 2023 秋号発行に当たって

STI Horizon誌編集長 赤池 伸一
(科学技術・学術政策研究所 上席フェロー)

STI Horizon 2023秋号をお届けします。基礎研究とイノベーションは一見遠いように見えますが、従来の基礎→応用→開発のリニアモデルではなく相互の関係性は深まっており、新しい産業の担い手としてスタートアップへの期待は高まっています。

本号では、特別インタビューとして、東京大学大学院理学系研究科 教授 菅 裕明 氏に、基礎研究とイノベーション双方の立場から見た科学技術・イノベーション政策の方向性についてお話を伺いました。また、科学技術への顕著な貢献2022(ナイスステップな研究者)として、国立研究開発法人 防災科学技術研究所 主任研究員 久保田 達矢 氏、及び東京農工大学 グローバルイノベーション研究院 テニュアトラック 准教授 津川 裕司 氏にインタビューを行いました。

社会や科学技術の新たな「兆し」を報告する「ほらいずん」では、弊所科学技術予測・政策基盤調査研究センター動向分析・予測グループ専門職 横尾 淑子、フェロー 浦島 邦子及び特別研究員 蒲生 秀典より「地域ワークショップin徳島-2050年のカーボンニュートラル実現に向けて-」、同グループ 研究員 特別研究員 蒲生 秀典、主任研究官 小倉 康弘及び上席研究官 黒木 優太郎より「カーボンニュートラルに資する基盤的科学技術の将来展望-専門家アンケート結果概要-」、並びに、データ解析政策研究室 客員研究官 村木 志穂から「デザインアプローチの政策立案における可能性 -EBPMとデザインの交差点-」、第2研究グループ 主任研究官 佐々木 達郎から「量子コンピュータの要素技術の可視化・技術の関係性の分析」を取り上げます。

NISTEPの研究成果等を紹介するレポートとして、科学技術予測・政策基盤調査研究センター基盤調査研究グループ客員研究官 小野寺 夏生及び客員研究官 吉井 隆明より「機関名辞書及び名寄せプログラムとその補助ツール -それらの概要と利用の留意点-」について報告します。

本誌STI Horizonの各記事が読者の皆様にお役に立てれば幸いです。また、お近くの方々や、SNS等Webメディアへの御紹介もよろしくお願いいたします。