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科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、2015年の日本人のノーベル賞受賞に対して、受賞前後の同一回答者によるインターネット調査データを用いて、ノーベル賞への関心が高まる構造を傾向スコア法で分析しました。分析の結果、ノーベル賞受賞の関心者には、基礎・フロンティア科学技術に関心を持つ人達、比較的身近な科学技術に関心を持つ人達がいると判明しました。

詳細については、以下のリンクより御覧ください。

ライブラリ:「ノーベル賞受賞に伴う科学技術に対する関心の変化分析」[Discussion Paper No.130]

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、インターネット調査データの社会統計学による因果推定から、科学技術行政の信頼向上に関して、誠実性伝搬仮説に対する、東高西低の地域性等の具体的な成立要件を示しました。また、誠実性等の重視から直接、施策への信頼に繋がる弱い効果の成立要件も具体化して、誠実性伝搬仮説の成立要件と比較分析しました。

詳細につきましては、以下のリンクより御覧ください。

ライブラリ:「科学技術に関する国民意識調査-2014年2月~2015年10月 科学技術の関心と信頼-」[調査資料-244]

当研究所では、2015年4月16日に開催した科学技術・学術政策研究所/文部科学省研究振興局数学イノベーションユニット共催講演会「数学は世界を変えられるか? ~「忘れられた科学-数学」から10年 数学イノベーションの現状と未来」の内容を講演録として取りまとめました。

詳細につきましては、以下のリンクより御覧ください。
講演録-303

ライブラリ:「数学は世界を変えられるか? ~「忘れられた科学-数学」から10年 数学イノベーションの現状と未来」[講演録-303]

当研究所では、2014年2月及び10月に実施した「科学技術に対する国民の意識調査」に基づき、(1)科学技術への関心、(2)科学技術人材育成に繋がる児童生徒期の体験、(3)科学技術行政に対する国民の信頼回復に関する分析を行いました。

詳細については、以下のリンクより御覧ください。

ライブラリ:「国民の科学技術に対する意識に関する統計解析」[DISCUSSION PAPER No.118]

科学技術・学術政策研究所及び研究振興局数学イノベーションユニットによる講演会「数学は世界を変えられるか? 忘れられた科学-数学から10年 数学イノベーションの現状と未来」を、以下のとおり開催いたしますので御案内申し上げます。参加を希望される方は平成27年4月13日(月)17時までに氏名・御所属を以下の参加申込先にメールにてあらかじめ御連絡いただきますようお願い申し上げます。

開催概要

日時:平成27年4月16日(木) 15:00~17:00

場所:文部科学省 13F1~3会議室(東京都千代田区霞が関3-2-2 中央合同庁舎7号館東館13階
プログラム:
1. 数学イノベーションに関する取組の紹介
2. 数学と他分野・産業との協働による研究の紹介

  • 「高齢化と医師不足の社会における日本の臨床医療とそれを支える数理科学の役割」
    水藤 寛(岡山大学 大学院環境生命科学研究科 教授)
  • 「材料・生命・情報通信と応用トポロジー」
    平岡裕章(東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(WPI-AIMR)准教授)
  • 「数学が製造現場・研究現場を変える ~数学イノベーションの可能性」
    中川淳一(新日鐵住金(株)先端技術研究所 数理科学研究部 上席主幹研究員)

3. 今後の課題や必要な方策について
モデレーター:西浦廉政(東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(WPI-AIMR) 教授)

参加申込先

参加を希望される方は平成27年4月13日(月)17時までに、氏名・御所属を以下のe-mailまでメールにて御連絡ください。
なお、会場の都合により参加者を調整させていただく場合がありますので、御了承ください。

文部科学省 科学技術・学術政策研究所 第2調査研究グループ(担当:笠掛)
Tel:03-3581-2395
e-mail:seminar-2pg(at)nistep.go.jp
※(at)は@に置き換えてください。

講師略歴

水藤 寛(岡山大学 大学院環境生命科学研究科 教授)
1986年千葉大学理学部物理学科卒業。会社勤務等の後、1996年千葉大学大学院自然科学研究科博士後期課程入学、1998年博士(工学)の学位取得、同年千葉大学工学部助手、2002年岡山大学環境理工学部助教授を経て、2010年より現職。2007年より科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業さきがけ研究者として「数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索」研究領域に所属し、臨床医学者との協働研究を推進してきている。2010年より同領域のCREST研究チームのひとつである「放射線医学と数理科学の協働による高度臨床診断の実現」研究代表者。

平岡裕章(東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(WPI-AIMR) 准教授)
2009年広島大学大学院理学研究科准教授、2011年九州大学マス・フォア・インダストリ研究所准教授を経て、2015年より現職。主にトポロジー・力学系・計算機を用いて材料・生命科学や情報通信分野への応用数学に従事。その間、2008年より科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業さきがけ研究者として「数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索」研究領域に所属(研究テーマ:シャノン限界の実現と次世代情報通信理論の構築)。

中川淳一(新日鐵住金(株)先端技術研究所 数理科学研究部 上席主幹研究員)
1979年大阪大学基礎工学部化学工学科卒業、1981年大阪大学大学院化学工学研究科修士課程修了、1981年新日本製鐵株式会社入社、大分製鐵所設備部配属、1995年部長代理、1997年技術開発本部主任研究員、2001年主幹研究員、2012年より現職。2013年より東京大学大学院数理科学研究科連携併任非常勤講師(客員教授)を兼務。2000年から数学者との連携を開始し、数学を活用した研究現場・製造現場のイノベーションに従事。

西浦廉政(東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(WPI-AIMR) 教授、主任研究者)1950年大阪府生まれ。京都大学理学部卒業。広島大学教授、北海道大学電子科学研究所教授、2003-2005年同研究所所長などを経て、2012年より現職。理学博士。2007年より、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業「数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索」領域の研究総括をつとめる。2002年日本数学会賞秋季賞、2012年文部科学大臣表彰科学技術賞受賞。Physica D, SIADS, Mathematics of Planet Earth (Springer)等の編集委員。

講演内容についてのお問合せ先

文部科学省 研究振興局基礎研究振興課/数学イノベーションユニット(担当:粟辻、根本)
TEL:03-6734-4120
e-mail:yawatsu(at)mext.go.jp
※(at)は@に置き換えてください。

 

当研究所では、科学技術に関する国民意識の調査の一環として、国民の科学技術に対する関心の程度と科学技術に対する意識等との関連を把握するためアンケート調査(Web調査)を実施し、その結果を取りまとめました。その結果、1)科学技術に対する関心が低い層は、科学技術の持つリスクや不確実性に否定的であること、2)科学技術に対する関心が低い層は、科学技術への参画意識が低いこと、3)科学技術に対する関心が低い層は、様々な課題の達成に向けた科学技術への期待が低いこと、4)科学技術に対する関心が高い層と比べ低い層は、新聞や本を読まないこと、5)小・中学生の頃の理科に関連する経験は、将来の科学技術に対する関心の程度に影響を及ぼすことなどが見出されました。

詳細につきましては、以下のリンクより御覧ください。

当研究所では、科学技術や学術に関する様々なデータを分析するため、各種の政府統計、社会調査やアンケート等を実施してきました。本研究では、2012年に当研究所がとりまとめた「科学技術に対する国民意識の変化に対する調査」の個票データを用い、主に国民の科学技術関心度向上方策の探索、日本人のノーベル賞受賞(2010年化学賞、根岸英一氏・鈴木章氏)、経済競争力の科学技術期待度が及ぼす社会的影響について実証分析を行いました。

詳細につきましては、以下のリンクより御覧ください。

科学技術政策研究所では、科学技術に対する国民の意識の変化を探るため、2009年11月から2012年3月にかけてインターネット調査を毎月月末に、面接調査を2011年7月及び12月に実施しました。調査では、科学技術に対する関心や期待などの国民意識を把握するための質問を中心にインターネット調査を実施していましたが、2011年4月以降は、東日本大震災後に、国民の科学技術に対する意識がどのように変化したかを探るための問いを加えて、インターネット及び面接調査を実施しました。

詳細につきましては、以下のリンクより御覧ください。