お知らせ

本研究では、イノベーションの画期性が企業成長に及ぼす影響について、科学技術 ・ 学術政策研究所(NISTEP)が実施した全国イノベーション調査の個票データを用いて実証的に分析しました。分析の結果、革新的イノベーションによる企業成長の効果はみられず、むしろ漸進的イノベーションが企業成長に大きく貢献することが分かりました。また、漸進的イノベーションの効果は高成長企業ほど高いことも明らかになるとともに、低成長企業の成長率向上にも寄与するという発見も得ました。この発見は、マイナス成長に直面するような 低成長企業であっても イノベーション活動に取り組むことで成長率を 改善できる可能性を示唆しています。

詳細については、以下のリンクより御覧ください。

要旨

報告書全文

以下の当研究所のライブラリは、システム更新のため7/6-9/16までの間は情報が更新されません。この間に公開したレポート等は当研究所のウェブサイトで公開します。
Library: https://nistep.repo.nii.ac.jp/

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、STI Horizon 2021夏号(Vol.7 No.2)を公開しました。
科学技術振興機構社会技術研究開発センター(RISTEX)小林 傳司センター長の特別インタビュー、ナイスステップな研究者インタビュー、OECDグローバル・サイエンス・フォーラム事務局 田村嘉章政策分析官インタビューのほか、「SDGs 実現に向けた地域の未来を検討する岩手ワークショップ」開催報告など、科学技術・イノベーション政策に資する情報を幅広く掲載しています。

詳細については、以下のリンクより御覧ください。
STIHorizonLogoTop

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、2005年より毎年、科学技術イノベーションの様々な分野において活躍され、日本に元気を与えてくれる方々を「ナイスステップな研究者」として選定しています。
過去に選定された方の中には、その後ノーベル賞を受賞された山中伸弥教授(京都大学、平成18年)及び天野浩教授(名城大学、平成21年)も含まれています。(※所属等はいずれも当時)

2020年12月に選定した「ナイスステップな研究者2020」では、今後活躍が期待される30 代~40 代の若手研究者(平均年齢41.3 歳)を中心に、AI 技術やデータサイエンスを駆使した医療・材料科学・化学などへの応用研究、自然科学と人文社会科学の融合研究、認知症の新たな診断法やSDGsに資する技術開発といった現代社会の課題に密接に関わる研究など多岐にわたる分野において、研究活動のみならず様々な形で国内外へ広く成果を還元されている方を選定しています。

7月20日の講演会では、「ナイスステップな研究者2020」のうち3名から、優れた研究活動や、特色のある取組などについて御紹介いただきます。今回の開催は、YouTubeライブで配信予定です。皆様の御参加をお待ちしております。

開催概要
  • 日時:2021年7月20日(火)14:00-16:40 オンライン開催
  • 視聴方法:YouTubeでライブ配信
  • 言語:日本語
  • 定員:なし
  • 視聴URL:[YouTube]https://youtu.be/zcrlC_5ljVs
講演会スケジュール(1講演は質疑含め45分程度)
●第3回:7月20日(火)
14:00- 開会挨拶 所長
14:05- 沖部 奈緒子 九州大学大学院工学研究院地球資源システム工学部門資源処理・環境修復工学研究室 准教授
Biomining ~生命科学で鉱業する~
14:50- 藤井 啓祐 大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻電子光科学領域 教授
大阪大学量子情報・量子生命研究センター 副センター長
国立研究開発法人理化学研究所量子コンピューター研究センター チームリーダー
株式会社QunaSys 最高技術顧問
量子コンピュータで描く未来社会
15:35-15:45 休憩
15:45- 山本 陽一朗 国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター(AIP)目的指向基礎技術研究グループ病理情報学チーム チームリーダー
未知なる知識をラーニングする〜根拠を紐解き、未来の医療を紡ぐ
16:30頃 閉会挨拶 総務研究官

注:各講演の時間は前後することがあります。

登録締め切りました。ご登録有り難うございました。7/16(金)

 NISTEPでは、「民間企業の研究活動に関する調査」の2020年度調査結果を取りまとめました。2019年度において、新型コロナウイルス感染症の流行への対応として、実施中の社内の研究開発活動を縮小した企業の割合が9.1%である一方で、新たな研究開発プロジェクトを立ち上げた企業の割合は9.9%であり、新たな研究開発活動につながるような影響もあったことが明らかとなりました。研究開発者の採用では、2019年度に新卒採用、中途採用を行った企業の割合はともに前年度より減少した一方で、採用者数の1社当たりの平均値では、新卒採用者は増加、中途採用は横ばいでした。中期的には、採用者数の平均値は漸増傾向と考えられます。

詳細につきましては、以下のリンクより御覧ください。
ライブラリ:「民間企業の研究活動に関する調査報告2020」[NISTEP REPORT No.191]

Research Organization Registry (ROR)は、世界の研究機関の識別とそれらのメタデータのオープンな提供を目的とするレジストリーです(https://ror.org/を参照)。ROR 6.0 (December 2020)には約98,600機関のデータが含まれており、そのうち3,711が日本所在機関です。この3,711機関のうち2,575機関を、NISTEP大学・公的機関名辞書ver.2020.1の収録機関と対応づけした結果を公表します。このテーブルには、対応づけられた機関と対応づけられなかった機関の両方のデータを収録しています。

 

 

 

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、2005年より毎年、科学技術イノベーションの様々な分野において活躍され、日本に元気を与えてくれる方々を「ナイスステップな研究者」として選定しています。
過去に選定された方の中には、その後ノーベル賞を受賞された山中伸弥教授(京都大学、平成18年)及び天野浩教授(名城大学、平成21年)も含まれています。(※所属等はいずれも当時)

2020年12月に選定した「ナイスステップな研究者2020」では、今後活躍が期待される30 代~40 代の若手研究者(平均年齢41.3 歳)を中心に、AI 技術やデータサイエンスを駆使した医療・材料科学・化学などへの応用研究、自然科学と人文社会科学の融合研究、認知症の新たな診断法やSDGsに資する技術開発といった現代社会の課題に密接に関わる研究など多岐にわたる分野において、研究活動のみならず様々な形で国内外へ広く成果を還元されている方を選定しています。

6月22日の講演会では、「ナイスステップな研究者2020」のうち3名から、優れた研究活動や、特色のある取組などについて御紹介いただきます。全3回のシリーズで開催する予定です。今回の開催は、YouTubeライブで配信予定です。皆様の御参加をお待ちしております。(第3回:7月20日(火)午後)

開催概要
  • 日時:2021年6月22日(火)14:00-16:40 オンライン開催
  • 視聴方法:YouTubeでライブ配信
  • 言語:日本語
  • 定員:なし
  • 視聴URL: [YouTube]https://youtu.be/OlSw2QezyFQ
講演会スケジュール(1講演は質疑含め45分程度)
●第2回:6月22日(火)
14:00- 開会挨拶 所長
14:05- 佐野 幸恵 筑波大学システム情報系 助教
点と点をつないで分かってくること
14:50- 武田 朱公 大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学寄附講座 准教授
大阪府立病院機構大阪精神医療センターこころの科学リサーチセンター 認知症ユニットリーダー
デジタル・テクノロジーで支える次世代の認知症治療
15:35-15:45 休憩
15:45- 田中 大輔 関西学院大学理学部化学科 教授
エネルギー問題解決のための新規多孔性半導体の開発
16:30頃 閉会挨拶 総務研究官

注:各講演の時間は前後することがあります。

登録締め切りました。御登録有難うございました。(6/18(金)17時)

本調査資料では、欧州レベルの科学技術・⾼等教育政策の現状と成⽴過程を調査・分析しました。

調査の結果、欧州における科学技術・⾼等教育分野の活動の現状から、同活動の⽔準が⼗分⾼いこと、欧州域内における国際協⼒が活発であること等が確認されました。また、この原動⼒の⼀つと考えられる、欧州レベルの政策の現状を、EU、EU以外の国際機関、欧州各国による政策に⼤別しながら概観したところ、欧州レベルの政策は、規模、対象分野を増していることが確認されました。また、欧州レベルの科学技術・⾼等教育政策の40個のケースを取り上げ、その成⽴過程を国際関係論、地域主義論に基づき分析した結果、平和安定・信頼醸成、経済的利益などを追求するというリベラリズムによる説明や、科学者、研究機関などが主導する政策として機能主義による説明がよくあてはまるケースが多いことなどが分かりました。

以上のような調査結果は、我が国の政策立案者が、競争者として欧州の政策をベンチマークする際、或いは欧州との国際協力を行う際に、欧州の意思決定やその背後にある特有の考え方 (EU と各国政府との間の関係や、欧州と欧州外との関係の捉え方など)を理解する上での一助となることが期待されます。

詳細につきましては、以下のリンクよりご覧ください。
ライブラリ:欧州レベルの科学技術・高等教育政策~現状と成立過程~[調査資料-307]

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、1971年から約5年毎に科学技術予測調査を実施しており、科学技術基本計画が策定されるようになって以降、その策定スケジュールに合わせて調査を実施してきました。
第11回科学技術予測調査 デルファイ調査」では、回答者の属性として「年代」「性別」「所属機関」「職種」をそれぞれ収集しています。本調査では、そのうちの「年代」「所属機関」について、第11回科学技術予測調査の質問項目である「科学技術的実現年」「社会的実現年」と組み合わせた分析を実施しました。
分析の結果、所属機関別では大学が企業より実現年を遅く見積もる傾向にある等の違いが見られ、年代別では、若年層では実現年を遅く予測する傾向にある等の違いが見られました。

詳細につきましては、以下のリンクよりご覧ください。
ライブラリ:第11回科学技術予測調査 所属・年代別の比較分析[DISCUSSION PAPER No.194]

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、科学技術の中長期発展に関するコロナ禍の影響を知るため、2020年9月、「第11回科学技術予測調査 デルファイ調査」で設定した科学技術トピックを対象としてアンケートを実施し、重要度及び実現見通しの変化に関して専門家の意見を収集・分析しました。なお、本調査は2020年11月に速報版を公表済であり、この度は最終報告となります。
調査の結果、元々早い実現が予測されていた科学技術はより早く、元々遅い実現が予測されていた科学技術はより遅く実現する可能性が示されました。また、コロナ禍と関連する健康危機管理や仕事・働き方の自動化・オンライン化などの科学技術は、重要度が高く、実現時期が早まる可能性が示されました。

詳細につきましては、以下のリンクよりご覧ください。
ライブラリ:コロナ禍を経た科学技術の未来-第11回科学技術予測調査フォローアップ-[調査資料-309]

NISTEPでは、SciREX事業の一環として、日本の大学・公的機関の研究活動についての体系的な分析の基礎となるデータを構築・公開しています(詳細はこちらを御覧ください)。

構築されたデータ・情報基盤の更なる活用・発展を目指し、2021年度中に機関同定プログラム※を公開する計画です。この度、2020年度に約20名の参加をいただいて実施した機関同定プログラムの試用実験の報告会を実施します。
※ 大学・公的研究機関名辞書を用いて論文等の名寄せを行うプログラム

本報告会では、試用実験の総括報告を行った後、試用実験に御参加いただいた2名の方より、試用実験の報告と機関同定プログラム公開への期待についてお話頂きます。また、その後、プログラム公開に向けた今後の計画とそれについての質疑応答を行います。報告会はオンラインで、以下の日時で行いますので、御興味ありましたら、御参加いただけますと幸いです。

(1) 日時
2021年5月21日(金)13時00分~15時00分

(2) 開催形式
オンライン開催(アクセス情報は御登録頂いた方に後ほどお送りします)

(3) 内容(予定)
〇 試用実験の総括報告
〇 試用実験の報告と機関同定プログラム公開への期待
1) DataCiteのメタデータへの同定プログラムの適用事例 -日本の大学における研究データの公開状況分析に向けて-,  京都大学附属図書館研究開発室 西岡千文氏
2) 同定プログラム試用の所感 -難しさと今後への期待-, 横浜国立大学 大学戦略情報分析室 准教授/研究推進機構 リサーチ・アドミニストレーター 矢吹命大氏
〇 今後の計画
〇 質疑応答

(4) 参加申し込み方法
5月18日までにお名前、勤務先、メールアドレスを kiban_seminar[at]nistep.go.jp (担当: 中島、伊神)にお知らせください。5月20日までに、オンライン会議のアクセス情報をお送りします。機関の同定に御関心があり、オンライン会議に参加するための環境を準備できる方であれば、どなたでも参加可能です。参加希望が多い場合は、御希望に添えない場合もありますので、予め御了承下さい。

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、2005年より毎年、科学技術イノベーションの様々な分野において活躍され、日本に元気を与えてくれる方々を「ナイスステップな研究者」として選定しています。
過去に選定された方の中には、その後ノーベル賞を受賞された山中伸弥教授(京都大学、平成18年)及び天野浩教授(名城大学、平成21年)も含まれています。(※所属等はいずれも当時)

2020年12月に選定した「ナイスステップな研究者2020」では、今後活躍が期待される30 代~40 代の若手研究者(平均年齢41.3 歳)を中心に、AI 技術やデータサイエンスを駆使した医療・材料科学・化学などへの応用研究、自然科学と人文社会科学の融合研究、認知症の新たな診断法やSDGsに資する技術開発といった現代社会の課題に密接に関わる研究など多岐にわたる分野において、研究活動のみならず様々な形で国内外へ広く成果を還元されている方を選定しています。

5月21日の講演会では、「ナイスステップな研究者2020」のうち4名から、優れた研究活動や、特色のある取組などについて御紹介いただきます。全3回のシリーズで開催する予定です。今回の開催は、事前に登録された方への限定公開という形でYouTubeライブ配信を行う予定です。皆様の御参加をお待ちしております。(第2回:6月22日(火)午後、第3回:7月20日(火)午後)

開催概要
  • 日時:2021年5月21日(金)14:00-17:30 オンライン開催
  • 視聴方法:YouTubeでライブ配信
  • 言語:日本語
  • 定員:なし
  • 登録方法:以下のフォームから登録ください。開催日の前日までにメールでURL等を御案内いたします。
講演会スケジュール(1講演は質疑含め45分程度)
●第1回:5月21日(金)
14:00- 開会挨拶 所長
14:05- 市橋  伯一 東京大学大学院 総合文化研究科・先進科学研究機構・生物普遍性研究機構 教授
どうやって分子から生命が生まれるか?実験進化によるアプローチ
14:50- 恐神 貴行 日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所
シニア・テクニカル・スタッフ・メンバー
人の苦手な意思決定を助けたい
15:35-15:55 休憩
15:55- 桂 ゆかり 国立研究開発法人 物質・材料研究機構 統合型材料開発・情報基盤部門 主任研究員
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 特任助教
国立研究開発法人理化学研究所 革新知能統合研究センター 客員研究員
先人の実験データをデータベースに:Starrydataプロジェクト
16:40- 鎌田 雄一郎 カリフォルニア大学バークレー校 准教授
NTT リサーチ サイエンティスト
東京大学大学院経済学研究科グルーバル・フェロー
ナイス・ステップ・ゲーム理論
17:25頃 閉会挨拶 総務研究官
登録フォーム 締め切り:5/19(水)17時
※登録を締め切りました。御登録有難うございます。

 文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、第5期科学技術基本計画(2016年1月閣議決定)期間中の日本の科学技術やイノベーション創出の状況変化を把握するための継続的な意識調査(NISTEP定点調査)を2016年度より実施しています。この度、5回目となるNISTEP定点調査2020の結果がまとまりました。

 過去5回のNISTEP定点調査から、第5期基本計画期間中に、大学や公的研究機関における若手研究者や女性研究者の活躍できる環境整備では改善に向けた動きが見られる一方で、基礎研究の状況については厳しい認識が高まっていること、研究環境(基盤的経費・研究時間・研究支援人材)についても厳しい認識が継続していることが示されました。

 今年度調査では、「新型コロナウイルス感染症による研究活動への影響」、「探索型研究の支援の在り方」、「論文のオープンアクセス化」等について深掘調査を実施しました。深掘調査からは、新型コロナウイルス感染症は研究活動の様々な局面にマイナスの影響を与えていることや、感染症の影響下の研究活動において一部のデジタルツールの導入が進んだことが明らかになりました。自由記述や評価の変更理由等では、約1.5万件(文字数約79万字)の研究者や有識者の生の声が寄せられました。

 報告書の詳細については、以下のライブラリより御覧ください。

 

NISTEP定点調査専用ページはこちら[データ集の自由記述部分を質問パートごとに分割したファイルを掲載しています]

令和3年4月1日から以下のように組織を再編します。

「科学技術予測センター」と「科学技術・学術基盤調査研究室」を統合して、「科学技術予測・政策基盤調査研究センター」を設置
「データ解析政策研究室」を設置
    これら組織再編を踏まえた組織図はこちら