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科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、2005年より毎年、科学技術イノベーションの様々な分野において活躍され、日本に元気を与えてくれる方々を「ナイスステップな研究者」として選定しています。
過去に選定された方の中には、その後ノーベル賞を受賞された山中伸弥教授(京都大学、平成18年)及び天野浩教授(名城大学、平成21年)も含まれています。(※所属等はいずれも当時)

2024年12月に選定した「ナイスステップな研究者2024」では、今後活躍が期待される若手研究者を中心に、物理学、生物学、コンピュータ科学、言語学など多岐にわたる分野における、様々な社会的課題に関わる研究のほか、研究活動のみならず様々な形で国内外へ広く成果を還元されている方を選定しています。

6月13日の講演会では、全2回シリーズの第1回として「ナイスステップな研究者2024」のうち5名から、優れた研究活動や、特色のある取組などについて御紹介いただきます。今回は、事前にご登録いただいた方への限定公開という形でZoomウェビナー配信を行う予定です。皆様の御参加をお待ちしております。第2回は7月8日(火)を予定しています。

開催概要
  • 日時:2025年6月13日(金)10:30-15:30(オンライン開催)
  • 視聴方法:Zoomウェビナー配信
  • 言語:日本語
  • 定員:500名
  • 登録方法:以下のフォームからご登録ください。(登録期限:6/9(月)17:00まで)
    ご登録日と開催日前日の2回、メールでURL等を御案内いたします。
    https://zoom.us/webinar/register/WN_cFHzNbrqRECwgqzQULu-Ug
講演会スケジュール(1講演は質疑含め35分程度)
第1回:2025年6月13日(金)
10:40- 矢部 貴大 ・New York University,Assistant Professor
「行動ビッグデータから都市を読み解く」
講演資料(当日掲載)
11:20- 久富 隆史 ・信州大学 アクア・リジェネレーション機構 卓越教授
・岡山大学 異分野基礎科学研究所 教授(特任)
「再生可能なグリーン水素製造用粉末光触媒の開発」
講演資料(当日掲載)
11:55-13:30                    休憩
13:30- 坪山 幸太郎 ・東京大学 生産技術研究所 講師
「人工タンパク質の合理設計法への挑戦」
講演資料(当日掲載)
14:10- 藤代 有絵子 ・理化学研究所 創発物性科学研究センター(兼)開拓研究所
極限量子固体物性 理研ECL研究ユニット ユニットリーダー
「極限環境で探るトポロジカル磁気相転移と新奇電子物性」
講演資料(当日掲載)
14:50- 高本 聡 ・株式会社 Preferred Networks
マテリアル&創薬 研究担当General Manager
「ナイスステップな物質を計算可能にする」
講演資料(当日掲載)

 このたび、当研究所(NISTEP)第2研究グループの北島謙生研究員は、米中間の研究協力における近接性の時間的変化について、過去50年にわたるデータを用いた定量的分析の成果を発表しました。
 本研究では、両国が数十年にわたり科学分野で急速に協力関係を深めてきた一方で、2019年以降はその関係が明確に後退していることを、多様な分野を横断する包括的な定量データに基づいて示しています。
 こうした両国間の距離の変化は、近年の地政学的状況を反映したものと考えられ、同時に、世界の研究協力が「縮小と分極化」の時代へと移行しつつあるという、国際科学協力の構造的変化を示す重要なエビデンスともなっています。
 これらの知見は、今後の国際的な科学協力のあり方を検討する上で、極めて重要な示唆を提供するものです。
 本成果は、政策研究大学院大学(GRIPS)SciREXセンター政策リエゾンの岡村圭祐氏との共著によるもので、Natureの姉妹誌『Humanities and Social Sciences Communications』Vol. 12, No. 302にて発表されました(2025年3月3日公開)。
論文はこちら:https://rdcu.be/eb37r

2025年3月7日(金)5時頃~17時半頃まで弊所のウェブサイトが閲覧不能でした。
メンテナンスを行い現在(2025/3/7/17:55)は閲覧可能です。御不便をかけた皆様に、お詫び申し上げます。

当研究所の職員が一般社団法人研究・イノベーション学会の各賞を受賞いたしました。
(学会の法人化に伴い年度表示は2023年度)

2023年度 学会賞(於 2024.12.26)

伊神 正貫 氏(科学技術・学術政策研究所 科学技術予測・政策基盤調査研究センター長)
「科学技術関連データの体系化・可視化による政策実務への貢献における顕著な業績」
https://jsrpim.jp/awards

2023年度 ベストペーパーアワード(於 第39回年次学術大会)

1E01 佐々木 達郎 氏(科学技術・学術政策研究所 第2研究グループ 主任研究官)ほか
「産学連携プロジェクトにおける企業および大学研究者の心理学的組み合わせが成果に及ぼす影響分析」
2D22 吉岡(小林)徹 氏(科学技術・学術政策研究所 第1調査研究グループ 客員研究官)ほか
「博士人材のトランスファーラブル・スキルと就職後の職務満足・異動」
https://jsrpim.jp/bpa

ベストペーパーアワード共著者は第39回年次学術大会プログラムを参照ください。
https://jsrpim.jp/archives/6149

文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、科学技術イノベーションの様々な分野において活躍され、日本に元気を与えてくれる10名の方々を「ナイスステップな研究者」として選定しました。

 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、科学技術イノベーションの様々な分野において活躍され、日本に元気を与えてくれる方々を「ナイスステップな研究者」として選定しています。平成17年より選定を始め、過去にナイスステップな研究者に選定された方の中には、その後ノーベル賞を受賞された山中 伸弥 教授や天野 浩 教授も含まれています。

 令和6年の選定においては、専門家ネットワーク(約1,700人)への調査で得た情報等により、最近の活躍が注目される研究者を特定し、研究実績に加えて、自然科学と人文学・社会科学との融合等の新興・融合領域を含めた最先端・画期的な研究内容、産学連携・イノベーション、国際的な研究活動の展開等の観点から、所内審査会の議論を経て最終的に10名を選定しました。

 今年の「ナイスステップな研究者2024」には、今後活躍が期待される若手研究者を中心に、物理学、生物学、コンピュータ科学、言語学など多岐にわたる分野における、様々な社会的課題に関わる研究のほか、研究活動のみならず様々な形で国内外へ広く成果を還元されている方を選定しています。

 これらの方々の活躍は科学技術に対する夢を国民に与えてくれるとともに、我が国の科学技術イノベーションの向上に貢献するものであることから、ここに広くお知らせいたします。

詳細につきましては、以下のリンクより御覧ください。

報道発表資料

 なお、2025年以降に、ナイスステップな研究者2024の方からの講演会の開催も予定しております。詳細は後日、当ウェブサイトでお知らせいたします。

ナイスステップな研究者のページ

2023年度活動報告(年報)を公表しました。

ライブラリ:2023年度活動報告(年報)

講演資料

文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、各研究グループ等の調査研究活動を紹介し、NISTEPの取組について広くご意見をいただくことを目的として「政策研究レビューセミナー」を開催しております。
今回の政策研究レビューセミナーでは、「科学技術・イノベーション政策の検討に資するエビデンス構築に向けた科学技術・学術政策研究所の取組」をテーマに各研究グループの活動について発表いたします。

開催概要

日時:令和6年11月11日(月)13:30~17:30

場所:オンライン(Zoomウェビナー)

言語:日本語

定員:500名

事前申込制(参加費:無料):参加用のURLについては登録フォームにご登録いただいたメールアドレスにお知らせいたします。

登録フォーム:zoomウェビナー

ご登録日と開催前日の2回、メールでURL等を御案内いたします。
※なお、メールが届かない場合はメールアドレスが間違っている可能性がありますので再登録をお願いいたします。

申込締切:11月11日(月)10時[事前登録を締め切りました。登録いただき有り難うございました。]

プログラムと資料

※資料は当日、掲載いたします。また、引用する際には、出典を明記してください
※各発表タイトルは変更する場合がございます。また、質疑は各発表ごとにお受けします。

第16回政策研究レビューセミナー
「科学技術・イノベーション政策の検討に資するエビデンス構築に向けた科学技術・学術政策研究所の取組」

13:30~ 開会挨拶
千原 由幸 科学技術・学術政策研究所 所長
13:35~ 研究力をどう把握するか:論文指標の課題と研究力にかかわる指標群の提案
発表資料
YouTube動画
 村上 昭義 基盤調査研究グループ 主任研究官
14:05~ 『全国イノベーション調査 2022年調査統計報告』からの主な所見:COVID-19対応と環境便益創出のイノベーション実現状況に焦点を置いて
発表資料
YouTube動画
 伊地知 寛博 第1研究グループ 客員総括主任研究官
14:35~ 民間企業の研究開発活動:オープンイノベーションと博士人材活用の潮流
発表資料
YouTube動画
 佐々木 達郎 第2研究グループ 主任研究官
 北島 謙生  第2研究グループ 研究員
 休憩(20分程度)
15:25~ 社会の大きな変化に向けた博士人材育成の現状
発表資料
YouTube動画
 齋藤 経史 第1調査研究グループ 上席研究官
15:55~ 地域イノベーションと大学の地域貢献に関するアンケート調査について
発表資料
YouTube動画
 松本 泰彦 第2調査研究グループ 上席研究官
16:25~ 個々人の多様な価値観に基づく「ありたい」未来像の共創:第12回科学技術予測調査ビジョニング
発表資料
YouTube動画
 岡村 麻子 動向分析・予測研究グループ 主任研究官
16:55~ データから見たオープンサイエンスの現状:オープンデータとオープンアクセスの観点から
発表資料
YouTube動画
 小柴 等 データ解析政策研究室 主任研究官
17:25~ 閉会挨拶
末広 峰政 科学技術・学術政策研究所 総務研究官
お問合せ先

文部科学省 科学技術・学術政策研究所 企画課
https://www.nistep.go.jp/about/contactus

体系的番号について

 政府方針としてEBPM(客観的根拠(エビデンス)に基づく政策の企画立案)の推進に向けた取組が進められている中、政府の予算で実施される事業から生み出される成果の可視化・分析は重要な課題の一つとなっています。
 研究開発関連の事業から生み出される成果の一つである論文には、研究に寄与した研究資源が謝辞情報として記載されることが多く、この謝辞情報は、事業から生み出された成果の可視化・分析を行う際の有力な手段となり得ます。
 競争的研究費に関する関係府省連絡会(事務局:内閣府)において、競争的研究費の各事業と論文を適切に紐づけて研究成果・研究動向等との関係を明らかにし、エビデンスベースの各事業/各機関の評価や政策立案等の参考の一つとして活用するため、研究費ごとに「体系的番号」の付与を進めています。
 関係府省は、研究実施者に対して、論文の謝辞や論文投稿時において体系的番号を記載するよう、周知徹底を図ることとし、また、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、研究費ごとに紐付けられた体系的番号のリストを公開することとされております(※)。
※内閣府「論文謝辞等における研究費に係る体系的番号の記載について」(令和2年1月14日)

最新の体系的番号一覧

体系的番号一覧(令和6年8月14日更新)

この度、第10回情報メディア学会において大森悠生氏他3名が論文賞を受賞いたしました。

  • タイトル:「研究者がオープンアクセスを実現する要因と経年変化」
  • 筆者:大森 悠生(NISTEP元RA、科学技術振興機構デジタル改革統制部)、池内 有為(NISTEP客員研究官、文教大学文学部准教授)、逸村 裕(筑波大学名誉教授)、林 和弘(NISTEPデータ解析政策研究室長)
  • 掲載誌:情報メディア研究 Vol. 22 (2023), No. 1

情報メディア学会ウェブサイト
https://www.jsims.jp/gakkaisyo.html