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 NISTEPの加藤所長は、5月24日にアメリカのTPI(Technology Policy International, LLC)のクリストファー・ヒル氏、デイビッド・チェイニー氏、パトリック・ウィンダム氏の表敬訪問を受けました。今回の訪問では、日米の科学技術政策の動向や大学における若手研究者の雇用問題等の共通関心事項について議論すると共に、NISTEPから最新の研究成果であるサイエンス・マップやオープン・アクセス・ジャーナルに関する研究を報告し、KIDSASHIを紹介しました。


写真右からウィンダム氏、加藤、ヒル氏、斎藤、チェイニー氏、三木、大場


加藤所長がヒル氏にNISTEPの国際客員研究官の辞令を交付

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、2016年12月に、科学技術への顕著な貢献2016(ナイスステップな研究者)を選定しました。科学技術週間にあわせて、選定された研究者のパネルを展示いたしますので、お近くにお越しの際には、御覧ください。

  • 展示期間:2017年4月15日(土)~23日(日)
  • 展示場所:東京都千代田区霞が関3-2-2 中央合同庁舎第7号館 東館2階 共用ロビー(地図)

詳細については以下を御覧ください。

展示の様子

展示の様子

科学技術週間とは(文部科学省ウェブサイト)

科学技術・学術政策研究所では、2016年12月5日(月)に第9回政策研究レビューセミナーを開催いたしました。

1. 開催日

2016年12月5日(月) 14:00-18:00

2. 会 場

文部科学省 第1講堂
東京都千代田区霞が関3-2-2

3. プログラム(資料集)

※本資料を引用される際には、出典を明記してください。

発表1
「科学技術・学術政策研究所の取組と今後の方向性」
斎藤 尚樹  総務研究官
発表資料
発表2
「イノベーション・システムの特徴と政策への示唆 -第4回「全国イノベーション調査」統計報告より-」
伊地知 寛博 第1研究グループ 客員総括主任研究官、成城大学社会イノベーション学部 教授
発表資料
発表3
「民間企業の研究活動とナショナル・システムにおける人材、知、資金の循環の動向 -「⺠間企業の研究活動に関する調査」の調査結果より-」
富澤 宏之  第2研究グループ 総括主任研究官
発表資料
発表4-(1)
「博士人材のキャリアパス追跡 -現状と将来像-」
松澤 孝明  第1調査研究グループ 総括上席研究官
発表資料
発表4-(2)
「科学技術に関する国民意識調査 -2015年ノーベル賞受賞、熊本地震調査-」
細坪 護挙  第1調査研究グループ 上席研究官
発表資料
発表5
「科学技術イノベーション活動の一層の理解に向けた基盤室のチャレンジ」
福澤 尚美  科学技術・学術基盤調査研究室 研究員
村上 昭義  科学技術・学術基盤調査研究室 研究員
発表資料
発表6
「研究開発型大学等発ベンチャーの特定と解析」
新村 和久  第2調査研究グループ 上席研究官
発表資料
発表7-(1)
「科学技術の中長期発展を展望するフォーサイトプログラム -政策形成サイクルへの実装を⽬指して-(1)予測センターにおける取組:広く、深く」
横尾 淑子  科学技術動向研究センター センター長補佐・上席研究官
発表資料
発表7-(2)
「科学技術の中長期発展を展望するフォーサイトプログラム- 政策形成サイクルへの実装を⽬指して-(2) 予測⽀援システム開発の試行」
小柴 等   科学技術予測センター 研究員
発表資料
4. お問合せ先

企画課
TEL: 03-3581-2466 / FAX: 03-3503-3996

科学技術・学術政策研究所では、平成17 年より、科学技術イノベーションの様々な分野において活躍され、日本に元気を与えてくれる方々を「ナイスステップな研究者」として選定しています。

平成28 年の選定においては、まず科学技術・学術政策研究所の日頃の調査研究活動で得られる情報や、専門家ネットワーク(約2,200 人)への調査で得た情報により、最近の活躍が注目される研究者約400 名の候補者を特定しました。続いて、優れた研究成果、国内外における積極的な研究活動の展開、研究成果の実社会への還元、今後の活躍の広がりへの期待等の観点から、最終的に11 名を選定しました。

今年の「ナイスステップな研究者2016」には、今後の活躍が期待される若手研究者を中心に、新しい研究領域を先導する研究者、人文・社会科学から科学技術イノベーションの発展に貢献する研究者、国際的な活動を展開する研究者、画期的な研究手法・ツールの開発者、ベンチャー創始者など、多岐にわたる分野の研究者が揃っています。

これらの方々の活躍は科学技術に対する夢を国民に与えてくれるとともに、我が国の科学技術イノベーションの向上に貢献するものであることから、ここに広くお知らせいたします。

詳細につきましては、以下のリンクより御覧ください。

ナイスステップな研究者2016の選定について(報道発表資料)

当研究所の総括主任研究官 富澤宏之 が、研究・イノベーション学会で、2016年度の学会賞を受賞しました。
受賞理由は、「政策と政策研究をつなぐ活動における顕著な業績」です。
平成28年11月5日、研究・イノベーション学会第31回年次学術大会において、表彰式が行われました。

授賞式の様子講演の様子

写真:授賞式と講演の様子

→ 受賞者講演資料

※ 受賞者紹介

氏名
富澤 宏之(とみざわ ひろゆき)
主な経歴
日本科学技術情報センター(1988年~1989年)、科学技術庁科学技術政策研究所研究員(1989年~1996年)、同研究所主任研究官 (1996~2006年)、同研究所科学技術基盤調査研究室長(2006~2007年、2010~2015年)を経て、2015年より現職。この間、東京大学大学院総合文化研究科研究員(1992~1993年)、欧州委員会未来技術研究所(IPTS)滞在研究員(1995年)、経済協力開発機構(OECD)科学技術産業局(STI)主席行政官(2007~2010年)
研究分野

  • エビデンスに基づく科学技術政策研究
  • 科学技術統計・指標の開発とその国際協調
  • 科学計量学
  • 知識生産活動の分析
最近の主な研究成果等

<著書>

  • 「日本の研究パフォーマンスと研究実施構造の変遷」(共著), 塚原修一編著『高等教育』収録,日本図書センター, 2009年.
  • 『研究評価・科学論のための科学計量学入門』(共著), 丸善株式会社, 2004年.

<論文>

  • “Japanese Government Project on Innovation Database Platform,” Proceedings of PICMET ’14 – Infrastructure and Service Integration, (Kanazawa, Japan, July 27–31, 2014), pp.1082–1090, 2014. (Natsuo Onodera, Yasuo Nakayama, Kenta Nakamuraと共著)
  • “Patent-to-science citations as knowledge flows in national innovation systems: database construction and initial analysis,” 6th Conference on Micro Evidence on Innovation and Development (MEIDE) , Cape Town, South Africa, November 21–23, 2012.
  • 「日本の研究パフォーマンスと研究実施構造の変遷」, 『大学評価・学位研究』, 第5号, pp.3–19, 2007.(林隆之と共著)
  • 「科学技術指標における特許データの活用―最近の世界的動向について」, 『日本知財学会誌』, Vol.3, No.3, 2007, p.4-16.
  • “Restructuring the Japanese national research system and its effect on performance,” Scientometrics, Vol.68, No.2, 2006, pp.241-264. (Takayuki Hayashiと共著)
  • 「有力特許に引用された科学論文の計量文献学的分析」, 『情報管理』, Vol.49, No1, pp.2–10, 2006年4月. (林隆之らと共著)
  • “Bibliometric techniques in the evaluation of federally funded research in the United States,” Research Evaluation, Vol. 13, number 2, August 2004, pp.78-86. (Diana Hicksらと共著)
  • “Likelihood of inbound/outbound access to co-authorship,” Scientometrics, Vol.59, No.3, 2004, pp.337-344. (Masashi Shirabeと共著)

研究・イノベーション学会 概要
研究・イノベーション学会は、①イノベーションの創出に向けた企業経営・マネジメントの向上、②科学技術・イノベーション関連政策の分析、評価、提言など、研究開発およびイノベーションに関する経営および政策についての学術研究および研究交流を図ることを目的とし、1985年に設立されました。
2016年9月現在の会員数は、個人会員931名、法人会員11社で、学術大会の開催を始め、講演会及び分科会の開催、機関誌の刊行等の活動を展開しています。
(参考: 研究・イノベーション学会HP)

文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、「第9回政策研究レビューセミナー」を、以下のとおり開催しますので、御案内申し上げます。詳細につきましては、本セミナーのチラシを御参照ください。

開催概要
プログラム
      14:00  主催者挨拶
            川上 伸昭  科学技術・学術政策研究所長
      14:05  発表1 科学技術・学術政策研究所の取組と今後の方向性
            斎藤 尚樹  科学技術・学術政策研究所 総務研究官
      14:15  発表2 イノベーション・システムの特徴と政策への示唆
               -第4回「全国イノベーション調査」統計報告より-

            伊地知 寛博 第1研究グループ 客員総括主任研究官
                   成城大学社会イノベーション学部 教授
      14:40  発表3 民間企業の研究活動とナショナル・システムにおける人材、知、資金の循環の動向
               -「⺠間企業の研究活動に関する調査」の調査結果より-

            富澤 宏之  第2研究グループ 総括主任研究官
      15:05  発表4 博士人材のキャリアパス追跡 -現状と将来像-
            松澤 孝明  第1調査研究グループ  総括上席研究官
               科学技術に関する国民意識調査 -2015年ノーベル賞受賞、熊本地震調査-
            細坪 護挙  第1調査研究グループ  上席研究官
      15:30  前半の質疑
      15:50- (休憩)
      16:05  発表5 科学技術イノベーション活動の一層の理解に向けた基盤室のチャレンジ
            福澤 尚美  科学技術・学術基盤調査研究室 研究員 
            村上 昭義  科学技術・学術基盤調査研究室  研究員
      16:40  発表6 研究開発型大学等発ベンチャーの特定と解析
            新村 和久  第2調査研究グループ  上席研究官
      17:00  発表7 科学技術の中長期発展を展望するフォーサイトプログラム
            横尾 淑子  科学技術予測センター  センター長補佐・上席研究官
            小柴 等   科学技術予測センター  研究員
      17:25  全体の質疑
      17:55  閉会・総括
            川上 伸昭  所長

      18:20-情報交換会
      ※情報交換会への参加は、事前登録が必要です。セミナーへの参加申込み時にお申し込み下さい。参加費は、当日セミナーの受付にてお支払いいただきます。
      ※この情報交換会は、科学技術・学術政策研究所OB・OGによる懇親会「ナイステップな会」を兼ねております。

    セミナー及び情報交換会の参加申込みは終了いたしました
    お問合せ先

    文部科学省 科学技術・学術政策研究所 企画課(佐藤・福本)
    e-mail:review2016[at]nistep.go.jp([at] を”@”に変更してください)

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、以下のとおり講演会を開催します。

開催概要

○演題:「新経済連盟の活動とその目指すところ」
○講師:小木曽稔 新経済連盟事務局(政策統括)
○日時:2016年6月28日(火)15時00分~16時30分(受付開始14時40分)
○場所:文部科学省科学技術・学術政策研究所会議室(中央合同庁舎第7号館東館16F

講演趣旨

 新経済連盟は、日本が将来にわたり国際競争に勝ち抜き、経済成長を続けていくために情報通信技術の利活用を軸としたイノベーション創出のための環境整備が喫緊の課題であるとの認識から、未来の社会・経済を開拓する企業が構成する団体として、2012年から一般社団法人としての活動を始めています。イノベーション(創造と革新)、グローバリゼーション(国際競争力の強化)、アントレプレナーシップ(起業家精神)の促進を旗印に掲げ、従来の技術やサービスの限界に縛られず、来るべき未来の社会・経済を構想・提示することを主旨としています。現在、三木谷浩史氏(楽天株式会社会長兼社長)を代表幹事とし、創設後間もない新しい企業を中心に一般会員332社・賛助会員192社の計524社から成る経済団体に発展しています。海外のスタートアップとの交流も積極的に進め、成長戦略策定プロセスなど政府への具体的政策提言にも力を入れています。
 本講演会では、新経済連盟の活動の紹介とともに、イノベーション創出へ向けた考え方や望ましい人材育成の姿などへのご意見をいただきます。

講師略歴

 国土交通省勤務を経て、現在、楽天株式会社渉外室渉外課長。新経済連盟事務局では政策関連業務を統括。

参加申込先

参加を希望される方は、件名に「6/28講演会参加希望」と記載の上、氏名・所属を以下の参加申込先(e-mail)にメールにてお申し込みください。なお、会場の都合により参加者を調整させていただく場合がありますので、御了承ください。
※締切り:2016年6月27日(月)17時

担当:文部科学省 科学技術・学術政策研究所 総務課
E-mail宛先:seminar-fellow(at)nistep.go.jp
※(at)は@に置き換えてください。

【終了しました】
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、2005年より毎年、科学技術の振興・普及への顕著な貢献をされた方々を「ナイスステップな研究者」として選定しています。
本講演では、昨年12月に「ナイスステップな研究者2015」として選定された方々に、優れた研究活動や、特色のある取組などについて、御紹介いただきます。今年は、6月7日(火)、7月8日(金)、7月22日(金)の3回に分けて開催します。1回目を以下のとおり開催します。

開催概要
プログラム

14:05-14:50

  • 「スピンゼーベック効果の発見と新機能エネルギー変換デバイス原理の実証」
    • 内田 健一 (東北大学 金属材料研究所 准教授)

    14:50-15:35

  • 「科学者のキャリア選択に関する経済理論モデルの開発・提案」
    • 大山 睦 (一橋大学イノベーション研究センター/商学研究科 准教授)

    (休憩)

    15:50-16:35

  • 「ヘルスケアに向けた無機系ウェアラブルデバイスの作製と基本動作の実証」
    • 竹井 邦晴 (大阪府立大学 電子物理工学科 助教)

    16:35-17:20

  • 「針のない注射器の実現に向けた、マイクロ流体を用いたインジェクション技術の開発」
    • 山西 陽子 (九州大学 大学院工学研究院 機械工学部門 教授)

    参加申込み

    以下フォームよりお申し込みください。

    参加申込みフォーム

    ※締切り:2016年6月6日(月)17時

    講演内容についてのお問合せ先

    文部科学省 科学技術・学術政策研究所 企画課(佐野・佐藤)
    Tel:03-3581-2466

    科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、2015年12月に、科学技術への顕著な貢献2015(ナイスステップな研究者)を選定しました。科学技術週間にあわせて、選定された研究者のパネルを展示いたしますので、お近くにお越しの際には、御覧ください。

    • 展示期間:2016年4月16日(土)~24日(日)
    • 展示場所:東京都千代田区霞が関3-2-2 霞が関コモンゲート2階東館共用ロビー(地図)

    詳細については以下を御覧ください。

    展示の様子

    展示の様子

    平成28年4月1日付で、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)の組織再編がありましたのでお知らせします。

    再編内容は以下のとおりです。
  • 「第1調査研究グループ」と「第2調査研究グループ」を統合して、新たに「第1調査研究グループ」とする
  • 「第3調査研究グループ」を「第2調査研究グループ」に名称変更
  • 「科学技術動向研究センター」を「科学技術予測センター」に名称変更
  • 新しい組織図や各グループ当の業務内容については、こちらを御覧ください

    科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、以下のとおりセミナーを開催します。

    開催概要

    •日時: 2016年3月22日(火) 13:00~17:00(12:30受付開始)
    •会場: 政策研究大学院大学 4階 研究会室4A(東京都港区六本木7-22-1 地図(GRIPSサイト)
    •言語: 日本語
    •定員: 70名
    •主催: 国立大学法人 政策研究大学院大学(GRIPS)/文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)/一般財団法人 日本規格協会(JSA)/バイオミメティクス研究会(TC266国内審議会)
    •共催: 一般財団法人日本知財学会 知財学ゼミナール分科会

    プログラム

    13:00-13:15 開会挨拶 GRIPS/NISTEP/JSA
    13:15-14:00 基調講演「国際標準化機構(ISO)における標準化の動き」平坂 雅男(高分子学会事務局、元 帝人㈱知財部)
    14:00-15:00 研究者からの発表(各20分)
     恒松 直幸(科学技術振興機構 知識基盤情報部 上席主任調査員)
     溝口 理一郎(北陸先端科学技術大学院大学 教授)
     香坂 玲(金沢大学 准教授)
    15:00-15:15 休憩
    15:15-16:15 事例報告(各30分)
     「モスアイの事例」 魚津 吉弘(三菱レイヨン)
     「水の要らない風呂の事例」(仮) 井須 紀文(LIXIL)
    16:15-16:55 パネルディスカッション 「社会実装をどう進めるか」
    パネリスト:
     下村 政嗣(千歳科学技術大学 教授)
     石田 秀輝(東北大学 名誉教授)
     田中 正躬(日本規格協会 前理事長/国際標準機構(ISO) 元会長)
     隅藏 康一(政策研究大学院大学 准教授/文部科学省科学技術・学術政策研究所 客員研究官/本セミナー企画責任者)
     モデレータ:香坂 玲
    16:55-17:00 閉会挨拶 下村 政嗣

    開催趣旨

     標準化は、技術的成果の普及促進、安全性の確保、部品の接続性の担保、品質・性能の比較可能性の向上といった機能を有しており、科学・技術・イノベーションと社会の関係を考える上での重要なテーマの一つです。日本規格協会と政策研究大学院大学では、2009年度より、標準化に関する年一回のセミナーを開催してまいりました。2012年度からNISTEPが主催団体に加わっております。今回のセミナーでは、バイオミメティクス(生物模倣)について、現在の標準化の動向および技術の具体事例を概観したうえで、今後の標準化の論点を議論・検討いたします。

    参加申込先

    右ウェブサイトからお願いいたします http://1603.grips-symposium.info/
    ※締切り:2016年3月22日(火)12時(締め切りを延長しました)

    科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、以下のとおり講演会を開催します。

    開催概要

    •日時: 2016年3月23日(水) 16:00~17:30(開場:15:40)
    •会場: 科学技術・学術政策研究所 大会議室16B(中央合同庁舎第7号館東館16階  地図
    •言語: 日本語
    •定員: 約70名
    •主催: 文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)

    演題

    NISTEP講演会「ブロックチェイン技術の現状と経済社会へのインパクト」

    講演者

    松尾真一郎 MagicCube Inc. /CELLOS Consortium/ LEDGER誌エディタ
    MagicCube Inc. チーフセキュリティサイエンティスト、東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了(工学博士)、NTTデータ通信(株)技術開発本部、(独)情報通信研究機構ネットワークセキュリティ研究所セキュリティアーキテクチャ研究室室長を経て、現職。米国西海岸で上記の動向調査を行うほか、暗号プロトコル評価技術コンソーシアムであるCELLOS Consortium の技術検討WG主査、ブロックチェイン専門ジャーナルLEDGER誌のエディタも務める。

    開催趣旨

     ブロックチェイン(Blockchain)技術は、発行体が存在しない仮想通貨の流通に応用できる技術として提案され、主に経済や金融の領域で注目されてきた。日本でも仮想通貨を貨幣と認定するかどうか検討され、その注目度は増している。
     一方、ブロックチェイン技術の検討が進むにつれて、同技術は、仮想通貨だけではなく、より広い範囲で適用しうる可能性のある基本的な情報技術と考えられるようになり、様々な新ビジネスのアイデアには多くの投資が集まるようになっている。次第に研究論文も増加し、ブロックチェイン専門のオンラインジャーナルも誕生した。
     今回の講演会では、このような技術の標準化に長らく関わってこられた松尾真一郎氏にブロックチェイン技術や仮想通貨の動向を分かりやすくお話しいただくとともに、海外で提案されている新ビジネスモデルの例を御紹介いただく。合わせて、この技術の発展過程において生じる技術的な懸念や、それらに対してアカデミアがどのように関わる必要があるのかを御議論いただく。

    参加申込先

    参加を希望される方は、件名に「3/23セミナー参加希望」と記載の上、氏名・所属を以下の参加申込先(e-mail)にメールにてお申し込みください。なお、会場の都合により参加者を調整させていただく場合がありますので、御了承ください。
    ※締切り:2016年3月22日(火)17時

    担当:文部科学省 科学技術・学術政策研究所 総務課
    E-mail宛先:seminar-fellow(at)nistep.go.jp
    ※(at)は@に置き換えてください。

    科学技術・学術政策研究所では、本年9月に科学技術イノベーション政策研究の方向性に関する有識者懇談会を発足し、今後の科学技術・学術政策研究所における政策研究の在り方について、俯瞰的視点から討議・検討していただくとともに、12月に提言を取りまとめていただいたので、掲載します。

    具体的な提言の内容については、以下のリンクより御覧ください。