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文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、日本の研究者によるデータと論文の公開状況や認識を明らかにするために2016,2018,2020年に引き続き、2022年10-11月に科学技術専門家ネットワークを活用したウェブアンケート調査を実施しました。(有効回答1,237名(回答率73.9%))
その結果、公開データの入手経験は71.0%(823名)が有しており(2020年から1.3ポイント増加)、主な入手先は論文の補足資料(64.2%)、学術機関のリポジトリ(60.1%)、個人や研究室のウェブサイト(52.6%)でした。入手経験をもつ回答者のうち62.9%(518名)は入手に関して問題があると認識しており、主な問題はデータごとにフォーマットが異なること(44.8%)や、利用条件がよくわからないこと(42.1%)でした。
その他、助成機関等が要求しているデータマネジメントプラン(DMP)の作成経験や、研究データ公開に関する認識(インセンティブ、資源、図書館等へ依頼したい内容)などを伺った結果を掲載しています。
報告書の詳細については、以下のリンクより御覧ください。
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、STI Horizon 2023冬号(Vol.9 No.4)を公開しました。
東北大学総長 大野 英男 氏インタビュー、Nature Architects 株式会社 代表取締役CEO 大嶋 泰介 氏インタビュー、東北大学 未踏スケールデータアナリティクスセンター 教授 Tokyo Artisan Intelligence 株式会社(大学発ベンチャー)代表取締役社長 中原 啓貴 氏インタビュー、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 東京リサーチ リサーチディレクター 一般社団法人 NeuroPiano 代表理事 古屋 晋一 氏インタビューなど、科学技術・イノベーション政策に資する情報を幅広く掲載しています。
文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は日本の研究者による論文とプレプリントの入手や公開の状況、および認識を明らかにするために、オンライン調査を実施し、現在研究活動を行っている1,104名の回答を分析しました。
その結果、研究に必要な論文を十分に入手できている研究者は42.0%であることなどが分かりました。論文のオープンアクセス(OA)経験は83.3%が有しており、プレプリントの入手経験は67.3%(+15.2ポイント)、公開経験は29.5%(+9.1ポイント)であり、いずれも増加していることなどが分かりました。
報告書の詳細については、以下のリンクより御覧ください。
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では,調査資料-326「プレダトリージャーナル判定リストの実態調査」を公開しました。
この調査では,近年問題となっているプレダトリージャーナル(悪徳雑誌,粗悪学術誌,ハゲタカジャーナルとも称される)について,分布を分析すると共に, これが一般にどのような理由でプレダトリーであることが疑われると判定されているかについて,商用のプレダトリージャーナルデータベースを用いて調査しました。
詳細につきましては以下のリンクより御覧ください。
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では,調査資料-324「研究活動における オープンソース・データの利用に関する簡易調査」を公開しました。
この調査では,研究活動における新たな分析手法・指標の開発を念頭に,研究活動にけるオープンソース・データの利用状況の調査を目的として,物理・情報系分野におけるメジャーなプレプリントサーバである arXiv を対象に,プレプリント(原稿)中のオープンソース・オープンデータ言及回数を調査しました。オープンソースとして github,オープンデータに Zenodo, figshare を取り上げて調査し、また,比較のための基礎データとして DOI も取り上げて調査しました。
詳細につきましては以下のリンクより御覧ください。