STI Hz誌 Vol.09,No.02目次STI Horizon

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  • DOI: https://doi.org/10.15108/stih.c202302
  • 公開日: 2023.07.12
  • 著者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)
  • 雑誌情報: STI Horizon, Vol.9, No.2
  • 発行者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)

目次:2023 夏号 (Vol.9 No.2)


所長就任挨拶

はじめに

特別インタビュー

ナイスステップな研究者から見た変化の新潮流

ほらいずん

  • 海外技術情報「知能ロボットとシステムの国際会議2022」概要報告
    • 科学技術予測・政策基盤調査研究センター 研究員 鎌田 久美
    • 1989年に日本で始まり、世界で最も規模が大きく、質の高い論文が集まる国際ロボット会議の一つである「知能ロボットとシステムの国際会議2022」の概要を報告する。IROS2022のテーマは、「Embodied AI for a Symbiotic Society(共生社会に向けた身体性AI)」であり、AI、ビッグデータ、インタラクションをテーマとした研究成果が発表された。

  • ダイヤモンドOA:
    APCによらないオープンアクセスの国際動向
    • 科学技術予測・政策基盤調査研究センター 研究員 西川 開
    • ダイヤモンドOAと呼ばれる、研究機関、公的助成機関等の資金提供により、著者や読者が費用を負担することなくオープンアクセス(OA)を実現する方法に関する近年の国際動向やその背景にある考え方、欧州における施策等を概観する。

  • フォーサイト手法としてのSFプロトタイピングの活用可能性
    • 科学技術予測・政策基盤調査研究センター リサーチアシスタント 中村 幸太郎
      科学技術予測・政策基盤調査研究センター 主任研究官 岡村 麻子
    • 近年、SF(サイエンスフィクション)プロトタイピングをビジネス領域や政策領域において活用することが注目されている。本稿ではSFプロトタイピングのあらましと他のフォーサイト手法との比較、国内外での取り組みについて概説する。

レポート

  • 女性役員比率の労働生産性へ与える効果及びイノベーション実現との関係
    • 第1研究グループ 研究員 山口 晃
    • 本稿は女性役員比率の上昇が労働生産性に与える効果、及び女性役員比率とイノベーション実現の中身について研究している。

      結果として女性役員比率の上昇は労働生産性を上昇させること、またビジネス・プロセス・イノベーション実現と関連することが分かった。

  • 修士課程在籍者を起点とした追跡調査(JM-Pro)からみる大学院生への学生支援の在り方
    • 第1調査研究グループ 上席研究官 川村 真理
    • NISTEPでは修士課程学生の経済支援、進学意識等について2020年から調査しており、2023年1月に第2回目の調査結果が公開された。

      本調査では博士課程進学がキャリアや収入にネガティブな影響を与えることを懸念する回答も多く、キャリアや経済支援について一層の取組が求められていることが明らかとなった。


役職は2023年3月当時

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