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- DOI: https://doi.org/10.15108/stih.c202003
- 公開日: 2020.09.25
- 著者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)
- 雑誌情報: STI Horizon, Vol.6, No.3
- 発行者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)
目次:2020 秋号 (Vol.6 No.3)
総務研究官就任挨拶
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COVID-19により変容する科学技術と政策
- 文部科学省 科学技術・学術政策研究所 総務研究官 岡谷 重雄
はじめに
- STI Horizon 2020秋号発行に当たって
- STI Horizon 誌編集長 赤池 伸一
(科学技術・学術政策研究所 上席フェロー)
- STI Horizon 誌編集長 赤池 伸一
特別インタビュー
- 津田塾大学 教授/次世代基盤政策研究所(NFI)代表理事 森田 朗 氏インタビュー
-緊急事態における行政・専門家の役割とデータの利活用-
津田塾大学総合政策学部教授や次世代基盤政策研究所(NFI)代表理事などを務める森田朗氏に、緊急事態における行政の対応、行政と専門家の関係、データの利活用とエビデンスに基づく政策立案(EBPM)などについて伺った。
ナイスステップな研究者から見た変化の新潮流
- 株式会社aba 代表取締役 宇井 吉美 氏インタビュー
-ケアテックで人がつい介護したくなる世界観を実現するデバイスとシステムを創りたい- - 北海道大学 工学研究院 機械・宇宙航空工学部門 機械材料システム分野
佐藤 太裕 教授インタビュー
-竹が「軽さ」と「丈夫さ」を併せもつ理由の構造・材料力学的解明-
千葉工業大学在学中に介護者支援ロボットの開発を行う株式会社 abaを起業した宇井吉美氏にベンチャー経営者にとっての博士号の意義、公的支援や資金調達、女性研究者・技術者のワークライフバランスなど多様な話を伺った。
構造・材料力学の観点より「円筒状のもの」の曲がりやすさや折れやすさを研究している佐藤太裕教授は、竹の硬さや強さを「節の分布」、「維管束の分布」のメカニズムを通して解明した。これまでの研究の軌跡や、他の研究分野との共同研究について伺った。
ほらいずん
- デルファイ調査座長に聞く「科学技術の未来」:都市・建築・土木・交通分野
-新型コロナウイルス時代の新しい課題に向けインフラ科学技術が果たす役割-
城西大学 藤野 陽三 学長インタビュー- 科学技術予測センター 主任研究官 白川 展之
公益財団法人未来工学研究所 政策調査分析センター 主任研究員 大竹 裕之
連載初回となる本稿では、多くのナショナルプロジェクトの代表者などの公職を務め、土木工学、橋梁工学等で日本を代表する研究者である都市・建築・土木・交通分野の座長、城西大学学長 藤野陽三氏に話を伺った。
- 科学技術予測センター 主任研究官 白川 展之
- デルファイ調査座長に聞く「科学技術の未来」:宇宙・海洋・地球・科学基盤分野
-科学技術の将来を担う基盤的分野における人材育成-
公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI) 雨宮 慶幸 理事長インタビュー- 科学技術予測センター センター長 横尾 淑子
第11回科学技術予測調査デルファイ調査の宇宙・海洋・地球・科学基盤分野の分科会座長をお務めいただいた雨宮慶幸公益財団法人高輝度光科学研究センター理事長に、基盤的分野の研究の在り方について話を伺った。
- 新型コロナウイルス感染症予防ワクチンの研究開発動向
- 科学技術予測センター 主任研究官 伊藤 裕子
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防ワクチンの研究開発は世界中の企業や研究機関で加速し、既に様々な種類のワクチンが人に対する臨床試験に入っている。中でも核酸ワクチンは製造期間の短縮等の利点を持ち、研究開発の知見も蓄積されつつある。
レポート
- システム思考の科学技術イノベーション(STI)政策(後編)
システム思考の政策分析による論点整理の方法
-第5期科学技術基本計画を素材として-- 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 特任講師 鳥谷 真佐子
科学技術予測センター 主任研究官 白川 展之
第2研究グループ 客員研究官 小泉 周、調 麻佐志
本稿では、システム思考やシステムズエンジニアリング(SE)の発想や手法を用いた分析事例として、第5期科学技術基本計画の「若手研究者の育成・活躍促進」を挙げ、システムとして整合性の取れた施策体系の企画・立案を行う必要性と意義について述べる。今回は2 回連載のうちの後編。
- 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 特任講師 鳥谷 真佐子
- 論文の引用・共著関係からみる我が国の研究活動における国際展開の状況
-アジア・大洋州編-- 科学技術・学術基盤調査研究室 研究員 松本 久仁子
本稿では、アジア・大洋州の研究活動の状況及び引用・共著状況からみる我が国との関係性を紹介していく。さらに、当該エリアでの我が国が取り組んでいる国際展開政策の状況についても紹介し、今後に向けた示唆を提示していく。
- 科学技術白書検索システムの紹介
- 第2研究グループ 客員研究官 岸本 晃彦、総括主任研究官 富澤 宏之
科学技術白書が蓄積してきた膨大な情報から、コロナウイルスなど注目する課題を、曖昧な情報から幅広く検索したり、頻度の高い語句をマップで表示するなど機能を備えた検索システムを公開したので是非御利用いただきたい。