文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、博士人材のキャリアパスの多様化を促進するため、2015年度より東京地区において「博士人材ワークショップ」を開催してきました。この度、博士人材のキャリアパスに関心のある大学、企業、学生など多くの方々に御参加いただきたいと考え、大学の協力により地域での開催を行うことといたしました。第1回を下記のとおり関西地区で開催いたします。
本ワークショップでは、「博士の企業観、企業の博士観」をテーマに、博士人材の能力の涵養(かんよう)とマインドセット、そして企業とのギャップをどう埋めていくかについてこれまでの調査結果を踏まえながら、登壇者の体験もまじえつつ考えてみたいと思います。皆様の御参加を是非お待ちしております。
記
1. 日時:2017年12月2日(土)13時00分-15時20分(受付開始:12:30)
2. 場所:大阪大学吹田キャンパス テクノアライアンス棟交流サロン
(大阪府吹田市山田丘2番8号)
3. 主催:文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)
4. プログラム ※リーフレット
◯キャリアセンター発足について
◯開会挨拶 文部科学省 科学技術・学術政策研究所長 加藤重治
◯講演1 「博士の企業観・企業の博士観―インタビュー調査の結果から―」(問題設定)
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科学技術・学術政策研究所 第1調査研究グループ総括上席研究官 松澤孝明
◯講演2 「社会で働く博士からのメッセージ」
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国立大学法人 岐阜大学 研究推進・社会連携機構 准教授 上原雅行氏
日本イーライリリー株式会社 研究開発本部 オンコロジー領域本部 メディカルリエゾン 谷澤欣則氏
◯会場との意見交換
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モデレーター 大阪大学特任准教授/NISTEP客員研究員 門村幸夜氏
5. 定員:70人程度(大学関係者、博士人材、企業関係者)
6. 参加申込み(参加無料)
以下の担当宛にメールにて御氏名、御所属を添えてお申し込みください。【締切り:2017年11月30日(木)】*締切延長しました
担当:第1調査研究グループ 小林(百)
seminar-1pg@nistep.go.jp
講師略歴
松澤孝明(文部科学省科学技術・学術政策研究所 第1調査研究グループ)
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1989年科学技術庁入庁。2015年より現職。博士人材問題を中心に、科学技術人材問題について調査・研究中。
谷澤欣則氏(日本イーライリリー株式会社 研究開発本部)
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2007年名古屋大学で博士号(理学)取得後、英国にてポスドクとして分子生物学等の研究に従事。途中2010年に大阪大学CLICのインターンシップ制度を活用し、2011年帰国時に企業(バイオベンチャー)の技術営業職に転職。その後製薬企業にてMSL、Real World Data研究等に携わり現在に至る。
上原雅行氏(国立大学法人 岐阜大学 研究推進・社会連携機構)
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2007年、大阪大学大学院 医学系研究科 博士課程修了(専攻:発生生物学)。
博士(医学)。2年間のポスドクを経て工学系メーカーのEPSON(セイコーエプソン)社に新規事業アイデアを自ら提案、中途入社。研究開発リーダーとして新規事業を推進(信州大学 兼務)。2017年より現職。産学連携やEDGE-NEXT推進等、大学運営に幅広く携わっている。その他、非営利の科学教室を主宰。
御参考
当日15:30からの大阪大学キャリアセンター主催の博士人材Career Fairがあります。詳しくはコチラ