STI Hz Vol.4, No.4, Part.4:STI Horizon2018冬号発行に当たってSTI Horizon

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  • DOI: http://doi.org/10.15108/stih.00152
  • 公開日: 2018.12.20
  • 著者: 赤池 伸一
  • 雑誌情報: STI Horizon, Vol.4, No.4
  • 発行者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)

STI Horizon 2018 冬号発行に当たって

STI Horizon誌編集長 赤池 伸一
(科学技術・学術政策研究所 上席フェロー)

科学技術・学術政策研究所は本年30周年を迎え、11月1日に国際シンポジウムを開催するとともに、記念誌を発行いたしました。これまでの当研究所への御支援ありがとうございました。ここ30年の間には、科学技術基本法が制定され、5期に渡る科学技術基本計画が策定されました。当研究所は様々な調査研究の成果を通じて、エビデンスベースの政策形成に貢献してきました。今後とも、科学技術イノベーション政策の中核的な研究機関として、その務めを果たしていく所存です。

STI Horizon 2018年冬号では、特別インタビューとして、東京大学大学院情報学環/生産技術研究所大島まり教授に次世代研究者の多様な未来の創出と知の好循環に関するお話を伺いました。また、ナイスステップな研究者として、東京大学大学院工学系研究科千葉大地准教授に磁石の性質に関する先駆的な研究について、早稲田大学理工学術院山口潤一郎教授に化学研究における情報共有プラットフォームについてのインタビューを取り上げました。

社会や科学技術の新たな「兆し」をとらえる「ほらいずん」では、岐阜県恵那市で開催しました地域ワークショップの開催結果、ISO 8000によるデータ・クオリティ国際標準化、及び、全米科学振興協会(AAAS)科学技術政策フォーラム2018の開催結果を報告します。

当研究所の研究成果等を紹介するレポートとしては、論文生産性を考える際に、分析者・利用者が確認すべきことと分析を実施する上での課題について、組織的な産学官連携を行う上での問題点とその背景要因について論考します。また、Microsoft社の書誌情報データベースとしての評価や、データ・情報基盤の取組について報告いたします。

STI Horizon 2018冬号をお楽しみください。