講演会の概要
- ○テーマ
- Flourishing in a Machine Intermediated World: The STM Trends 2028 Report
- ○講演者
- キャロライン サットン博士 (STM Association CEO)
Caroline Sutton, PhD (STM Association CEO) - ○日時
- 2024年10月25日(金)16:00-18:00
- ○形式
- オンライン(zoom)
- ○言語
- 英語 (Q&Aは通訳によるサポートあり)
- ○参加登録
- https://zoom.us/meeting/register/tJ0tfu-pqDsiGddvmKnCTAmCBrMFUM45Swvi
- ○参加登録〆切
- 10月25日(金) 15:00
講演会の内容
世界最大の出版者協会であるSTM Associationでは毎年、出版社、研究者、技術者など、学術出版界の第一人者が集まり、研究・出版状況の将来像STM Trendsを公表している。
今回は2028年の将来像を予測し、技術の動向とその影響に加えて、オープンリサーチ、研究の完全性、社会的責任について発展的な考察をしており、人工知能が重要なテーマとして浮上している。
このトレンドレポートは、科学的コミュニケーションにおける新たな革命が起こっているわけではなく、数十年にわたる変革の次の段階にすぎないことを強調している。結果として得られた未来像は、三つの主要なテーマを結びつけている。
ひとつは人間と機械の間で進化し続ける相互作用である。これに関連して、ファクトや信頼性に関するさまざまな懸念がある。そして、これらや他の要因と相互作用しながら、統合と断片化という鈍化する力が働いている。
公共から信頼される科学を目指すうえで、偽情報や誤情報の影響がその信頼を脅かしており、これらの課題は今後さらに拡大することが予想されている。コミュニティがこれに適応する中で、ユーザー(人間または機械)がこのエコシステムの体験を調整する役割を果たすことになる。講演者は、この報告がどのように作成されたか、また、その結論を解説する。
講演者略歴
STM AssociationのCEOである氏は、STM以前は、テイラー&フランシス社でオープンリサーチ担当ディレクターを務めた。
オープンアクセス出版のパイオニアであるCo-Action Publishingを共同設立し、OASPAの設立者の一人であり初代会長として2008年から2021年まで理事を務めた。
また、Dryadの理事(2017-2023年)、Directory of Open Access Journals(DOAJ)の運営組織であるInfrastructure Services for Open Access(IS4OA)(2013-2022年)など、学術コミュニケーション分野における数多くの理事を務めている。
スウェーデンのウプサラ大学で社会学の博士号を取得。
参考
(1) The STM Trends 2028 https://www.stm-assoc.org/trends2028/
講演会の参加申し込み
URL: https://zoom.us/meeting/register/tJ0tfu-pqDsiGddvmKnCTAmCBrMFUM45Swvi
(参加〆切:10月25日(金)15:00までにお申し込みください。)
講演内容についてのお問い合わせ
- 科学技術・学術政策研究所 データ解析政策研究室 (担当:林)
- Tel: 03-3581-2393 (内線 74OO)
- メール: d-unit【at】nistep.go.jp