NISTEP講演会「社会的インパクト評価と成果に紐づいた投資」(7/20)開催の御案内

2018年6月5日(火)

科学技術・学術政策研究所による講演会を、下記のとおり開催いたしますので、御案内申し上げます。お手数ですが、参加を希望される方は御氏名・御所属を2018年7月18日(水)15時までに、下記の参加申込み先に、メールにて予め御連絡いただきますようお願い申し上げます。
なお、会場の都合により参加者を調整させていただく場合がありますので、御了承ください。

概要

○演題:「社会的インパクト評価と成果に紐づいた投資」
○講師:幸地 正樹 氏(ケイスリー株式会社 代表取締役 CEO)
    落合 千華 氏(ケイスリー株式会社 最高執行責任者 COO)
○日時: 2018年7月20日(金)16時00分~17時30分(受付開始15時30分)
○場所: 文部科学省 科学技術・学術政策研究所会議室(16B)
   (東京都千代田区霞が関3-2-2 中央合同庁舎第7号館東館16階)

講演趣旨

 第5期科学技術基本計画では、科学技術イノベーション政策を、経済、社会及び公共のための主要な政策として位置付け強力に推進することが掲げられています。
 科学技術イノベーション政策においては、基礎研究から応用研究、開発研究を経て産業化に繋がるそれぞれのフェーズを対象としており、各フェーズでは一定の評価方法(論文、特許、大学発ベンチャー等)が用いられているものの、これらを包括した評価方法は確立されているわけではありません。
 また、社会課題の解決という点に着目すると、近年では、「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals: SDGs)において、経済性だけでなく社会・環境への影響が考慮されており、評価手法として社会的インパクト評価に注目が集まっていること、新たな投資の概念として、SIBs(Social Impact Bonds)を含む成果連動型支払、ESG(Environmental, Social, Governance)投資などに注目が集まっています。
 この、社会課題の解決という点は、科学技術イノベーション政策において目指すべき目標でもあり、SIBs等における評価方法の先進的な取組から得られる着想は大いにあると考えられます。
 そこで今回、国内においてSIBsや社会的インパクト評価の促進について主導的に取り組んでいるケイスリー株式会社様に、国内外でのSIBsの最新事例(大学発ベンチャーによるSIBsの活用等)や、社会的インパクト評価の具体例について御講演をいただきます。

講師経歴

幸地 正樹 氏(ケイスリー株式会社 代表取締役 CEO)
 大学卒業後、2007年より10年間PwCコンサルティング合同会社にて、主に中央省庁や地方自治体など官公庁に対する最適化戦略策定支援、調達企画・事業者評価支援、プロジェクト管理支援等の業務に従事。2016年にケイスリー株式会社を設立し、SIBを含む社会的インパクト投資や社会的インパクト評価の導入・浸透を推進する。
 国立琉球大学非常勤講師、社会的インパクト評価イニシアチブ共同事務局、日本評価学会認定評価士、社会的インパクトセンターエグゼクティブフェロー。

落合 千華 氏(ケイスリー株式会社 最高執行責任者 COO)
 社会的インパクト評価を通した社会的事業の改善・マネジメント支援を担当。特に文化芸術を通した社会包摂事業の案件の研究・支援に従事する。ソーシャル・インパクト・ボンド導入支援を含む各中央省庁の調査研究や、地方行政やNPO等の評価事業に参画経験有。外資系メーカーR&D、経営コンサルタントを経て、2016年4月よりケイスリーに参画。
 慶應義塾大学政策・メディア研究科研究員。社会的インパクトセンターエグゼクティブフェロー。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。

講演内容についてのお問合せ先

 科学技術・学術政策研究所 第2調査研究グループ(担当:新村)
 Tel:03-3581-2419
 e-mail:kazuhisa.shinmura@nistep.go.jp

講演会の参加申込み先

 科学技術・学術政策研究所 第2調査研究グループ(担当:平松)
 Tel:03-3581-2419
 e-mail:seminar-3pg01@nistep.go.jp

申込み締切り:2018年7月18日(水)15時00分