「大学の研究規模による研究活動の違いと新型コロナウイルス感染症が大学の研究活動に与えた影響: 研究室パネル調査定常報告2021」[調査資料-322]の結果公表について

2022年12月6日(火)

 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、「研究責任者を対象とした研究室・研究グループの研究活動の継続的な実態調査(研究室パネル調査)」を2020年度から実施しています。

 本報告書では、①自然科学系の論文数シェアに基づく大学グループ別の教員、研究室・研究グループ等、研究プロジェクトの特徴分析、②新型コロナウイルス感染症前と初期の研究活動の状況変化の分析を行いました。また、2021年度~2024年度にかけて継続的に状況把握を行う研究プロジェクトの基礎的な情報等についても分析を行いました。

 大学グループ別の分析から、論文数シェアが相対的に大きなグループと小さなグループの間には、1)研究室・研究グループを構成するメンバーや、研究活動に用いている研究開発費等の構造、2)文献へのアクセス等の研究環境、3)研究室・研究グループにおける前任者の影響、4)研究実施における動機に違いが見られることが明らかになりました。また、5)新型コロナウイルス感染症前と初期の研究活動の状況変化から、新型コロナウイルス感染症は、研究室・研究グループのコミュニケーションの形態に大きな変化をもたらしたことが示されました。

 詳細につきましては以下のリンクより御覧ください。

ライブラリ http://doi.org/10.15108/rm322