「地域の未来を再考する-新型コロナウイルス感染症流行後に目指す社会及びその実現に向けた方策の検討-」[調査資料-319]の公表について

2022年10月7日(金)

 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、新型コロナウイルス感染症流行後に地域が目指す社会像を検討するため、岩手、山形、愛知・岐阜の3地域を対象として、多様な関係者の参加によるワークショップを開催して検討を行いました。

 その結果、2040年の社会は、仮想空間と実空間を併用し、地域資源を活用して、自分らしさ、人とのつながり、自然との共生を大切に心豊かに暮らすことへの期待が示される一方、現場感や現実感などの喪失によるイノベーション機会の減少、人間関係の希薄化などの懸念が示されました。科学技術が社会に貢献するには、システム障害による社会機能停止、情報セキュリティ、プライバシー問題、情報格差や新たな地域格差の発生などの懸念が挙げられ、多様な関係者による横断的な議論と合意形成が必要とされました。

 詳細につきましては以下のリンクより御覧ください。

ライブラリ http://doi.org/10.15108/rm319