研究ポートフォリオ・マネジメントに関する分析フレームワーク(ARPM 分析)の提案と試行的分析[DISCUSSION PAPER No.169]の公表について

2019年5月9日(木)

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、経営学におけるポートフォリオ分析のツールの1つであるプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)を参考に、研究ポートフォリオ・マネジメントに関する分析フレームワーク(ARPM分析)を提案するとともに、論文データベースを用いた試行的なARPM分析を、我が国を対象として実施しました。

ARPM分析では、優位性指標と将来性指標の2つの指標を用いて、研究分野を4つの類型(萌芽期、開花期、収穫期、種子期)に分類することにより、研究分野のポートフォリオの状況を把握します。本研究の試行的分析では、論文数の世界シェアを基に算定される優位性指標と若手研究者の分野内論文数シェアを基に算定される将来性指標の2つの指標を用いて、2010年と2015年の2時点における日本の研究分野のポートフォリオ(ARP)及びARP推移の把握を試みました。さらに、ARP推移についての詳細分析を試みることで、研究分野ごとの状況を踏まえた、今後の研究活動の支援の方向性についても示しました。

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要約
概要
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ライブラリ:研究ポートフォリオ・マネジメントに関する分析フレームワーク(ARPM 分析)の提案と試行的分析