STI Hz Vol.9, No.1, Part.1:STI Horizon2023春号発行に当たってSTI Horizon

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  • DOI: https://doi.org/10.15108/stih.00319
  • 公開日: 2023.03.20
  • 著者: 赤池 伸一
  • 雑誌情報: STI Horizon, Vol.9, No.1
  • 発行者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)

STI Horizon 2023 春号発行に当たって

STI Horizon誌編集長 赤池 伸一
(科学技術・学術政策研究所 上席フェロー)

STI Horizon 2023 春号をお届けします。日本が失われた30年を取り戻し、新たな成長の道筋を描くためにもスタートアップの重要性が高まっています。また、スタートアップは博士号取得者等の高度人材が活躍する場としても期待されています。

本号では、特別インタビューとして、WiL(World Innovation Lab)創業者・代表取締役 伊佐山 元 氏に、「危機の時代におけるスタートアップの役割と課題」についてのお話を伺いました。また、科学技術への顕著な貢献 2022(ナイスステップな研究者)の選定について報告します。

社会や科学技術の新たな「兆し」を報告する「ほらいずん」では、弊所 岡村 麻子及び佐伯 浩治より「EUにおける戦略的フォーサイトの取組」、村上 昭義より「経済協力開発機構(OECD)における研究開発資金配分データベースを用いた分析の取組」、北島 謙生より「民間企業における博士人材活用の促進に向けた計量的分析」、小倉 康弘より「エネルギー生産・供給に係る温室効果ガス削減技術の特許出願動向」、並びに、岡村 麻子及び林 和弘より「セミナーシリーズ『AIとデータで変わる科学と社会』第2回講演録」を取り上げます。

NISTEPの研究成果等を紹介するレポートとして、松本 泰彦及び荒木 寛幸より「大学における地域産学連携現況(2020)」、並びに池内 有為及び林 和弘より「論文のオープンアクセスとプレプリントの公開及び入手状況と認識」について報告します。

本誌 STI Horizonの各記事が読者の皆様にお役に立てれば幸いです。また、お近くの方々や、SNS等Webメディアへの御紹介もよろしくお願いいたします。