STI Hz Vol.6, No.1, Part.3:STI Horizon2020春号発行に当たってSTI Horizon

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  • DOI: https://doi.org/10.15108/stih.00201
  • 公開日: 2020.03.23
  • 著者: 赤池 伸一
  • 雑誌情報: STI Horizon, Vol.6, No.1
  • 発行者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)

STI Horizon 2020 春号発行に当たって

STI Horizon誌編集長 赤池 伸一
(科学技術・学術政策研究所 上席フェロー)

STI Horizon 2020 春号をお届けします。デジタライゼーションの進展の中で、新たな科学技術研究の在り方が求められています。本号では、特別インタビューとして、国立研究開発法人物質・材料研究機構 橋本和仁理事長に「マテリアルズ・インフォマティクスがリードする材料研究・開発、そしてNIMSの戦略」について、お話を伺いました。また、ナイスステップな研究者のインタビューとして、東京大学大学院総合文化研究科先進科学研究機構 加藤英明准教授と京都大学大学院人間・環境学研究科相関環境学専攻 上田純平助教にお話を伺いました。

社会や科学技術の新たな「兆し」を報告している「ほらいずん」では、2019年11月6日に開催された「NISTEPフォーサイトシンポジウム-第6期科学技術基本計画に向けて日本の未来像を展望する-」の開催報告、これに先立ち開催された「科学技術イノベーション政策関連シンクタンクの専門家ワークショップ」の実施報告を併せてお届けします。また、最近話題となっている論文の草稿(プレプリント)を掲載するプレプリントサーバーの動向を紹介いたします。「イノベーターのジレンマ」が起こるメカニズムを経済学的に解明し、ナイスステップな研究者2016に選定されたイェール大学経済学部の伊神満准教授へのインタビューを取り上げました。

当研究所の研究成果等を紹介するレポートとして、「研究データの公開と論文のオープンアクセスに関する実態調査2018」に関する分析、及び、科学研究費補助金の採択課題の可視化を事例としたEBPMのための研究プログラムの分析(ARAKI システム)について紹介いたします。

本誌 STI Horizonの各記事が読者の皆様にお役に立てれば幸いです。また、お近くの方々や、SNS等Webメディアでの御紹介もよろしくお願いいたします。