「我が国における人文・社会科学系博士課程修了者等の進路動向」[調査資料-215]の結果公表について

2012年9月10日(月)

科学技術政策研究所では、我が国における博士課程を修了した者のうち、人文・社会科学分野を専攻していた者の基本属性と進路動向を明らかにすることを目的として、2002年度から2006年度に博士課程を修了した者(博士号取得及び満期退学者)を対象とした分析を行いました。主な調査結果は以下のとおりです。

  1. 大学教員として就職する者の割合が約45%(専任及び専任以外を含む)であり、理系の19.7%に比べて高いことが分かりました。
  2. 博士課程修了直後にポストドクターとなった者のうちポストドクターの職に留まる者は博士課程修了から時間が経つにつれて減少し、博士課程修了5年後に専任の大学教員になった者は人文科学の場合56.6%、社会科学の場合74.4%まで増えていることが分かりました。これはポストドクターから専任の大学教員になるというアカデミックなキャリアパスが開かれていることを示しています。
  3. また、博士課程修了直後に大学の非常勤職等に就いた者は、博士課程修了から5年後にもそれぞれ65.7%、46.1%が非常勤職等に留まっていました。

詳細につきましては、以下のリンクより御覧ください。