博士の入職経路の特徴と賃金・仕事満足度で見たマッチング効率の検証 ―「博士人材追跡調査」の個票データを用いて―[DISCUSSION PAPER No.148]の公表について

2017年7月18日(火)

科学技術・学術政策研究所では、「博士人材追跡調査(2012年コホート)」(Japan Doctoral Human Resource Profiling, JD-Pro2012)を用い、博士の入職経路の特徴を分析しました。博士の入職経路で最も多いのは「指導教員、先輩からの紹介」で、全体の約4割を占めます。「キャリアセンター等の活用」は3.9%と少なく、また「就職サイトや新聞メディア等」については、29歳以下や課程学生など若い世代で選択されている確率が高いことが分かりました。
次に、どの入職経路でマッチング効率が高いのかを明らかにするために、賃金率、及び仕事に関する意識(仕事満足度、処遇満足度、学位と仕事の関連度)をマッチング指標とした分析を行いました。「指導教員、先輩からの紹介」による入職では、すべての指標においてマッチング効率が高いが、「キャリアセンター等」では低いことが明らかになりました。

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ライブラリ:「博士の入職経路の特徴と賃金・仕事満足度で見たマッチング効率の検証 ―」[DISCUSSION PAPER No.148]