8. 情報処理システムの整備及び資料の収集整理

(1) 情報システムの整備

科学技術政策に関する調査研究活動を、効果的かつ円滑に推進し、情報発信能力の向上を図る ため、情報処理システムの整備を行った。

① OA 機器の整備

処理すべき情報量や事務処理量の増加と機器の老朽化に対応するため、リース切れにあわせてモノクロプリンタ5台およびカラープリンタ1台を更新した。また、共用機器として、情報媒体の種類の増加や高速化・大容量化に対応するための各種周辺機器類を導入するとともに、プレゼン用・出張用ノートパソコンの貸し出しを行った。

② 外部データベースシステム等の利用

現在利用可能な外部データベース、情報サービスは、下記の通りである。

  • 国立情報学研究所 (NACSIS-IR/NACSIS-ELS)
  • 国立国会図書館 (NDL-OPAC)
  • 総務省統計局 (統計データ・ポータルサイト)
  • 科学技術振興機構 (JOIS)
  • 日本経済新聞社 (NIKKEI TELECOM21)
  • Source OECD
  • Science Direct Web Editions
  • Ingenta Connect

③ WWW サイトの運用

WWW サイトに政策研ニュース、年報、人材募集、ワークショップ案内等の情報を随時掲載した。

また、コンテンツに応じたアクセス状況の把握手法について検討した。

④ 調査研究成果の公開

NISTEP REPORT、調査研究資料、科学技術動向 (月報) などの研究成果に加え、インターネットを通じて幅広い情報公開を行うため、国際会議情報、地域クラスターセミナー情報なども掲載した。

⑤ 情報セキュリティ対策の実施

情報セキュリティポリシーに基づいて、情報システムの点検・監視を行うと共に、セキュリティソフトウェアのアップグレードなど、必要な情報セキュリティ強化対策を実施した。また、増大するウィルスの脅威に対処するため、ネットワーク構成の一部を変更し、新規スイッチを導入してウィルス対策セグメントを設けるとともに、専用の対策サーバ機を導入した。

情報セキュリティ対策全般について助言・指導を得るため、外部専門家を技術参与として招聘した。

⑥ グループウェアの試験導入

所内での効率的な情報共有を図るためのグループウェアを検討し、サイボウズを試験的に導入した。2 月 21 日よりスケジュール機能を、3 月 1 日より設備予約機能の利用を開始した。

(2) 資料の収集整理等

調査研究に資するため、外国雑誌 42 誌、国内雑誌 51 誌を購読した。

雑誌以外の現在の政策研資料は以下のとおり
政策研登録図書2,179冊
政策研内図書1,253冊 (うち、政策研成果物 940 冊)
外部倉庫926冊

(3) 週刊メールニュースの発信について

国内外の科学技術に関する政策動向を収集し、所内及び関係機関に提供する活動を平成15年1月から開始していたが、平成16年4月よりその業務を独立行政法人科学技術振興機構(JST)に移管した。

(4) 所報の発行

当研究所の活動を広報するために、「科学技術政策研究所年報(2003年度版)」及び「政策研ニュース(186号から197号(月刊)まで)」を作成し発行した。そのうち、メールで発行をお知らせしている件数が年報75件、政策研ニュース78件であり、郵送その他で直接発行と同時に送っている件数は年報で690件、政策研ニュースで708件となっている。

(5) 科学技術専門家ネットワークシステムの運用

○ 科学技術専門家ネットワークシステム

研究者から最新科学技術動向情報を収集する科学技術専門家ネットワークシステムの運用及び機能拡張を図った。