8. 情報処理システムの整備及び資料の収集整理
(1) 情報セキュリティポリシー策定への取り組み
政府の「情報セキュリティポリシーガイドライン」の制定、また文部科学省からのポリシー策定依頼を受け、政策研における情報セキュリティの向上とその目的・方針、手順の明文化を目指す標記ポリシー策定に向けた作業を開始した。
所内に新たに情報セキュリティ委員会を設け、同時に発足させたポリシー案策定のためのワーキンググループにより案の検討を開始した。策定作業と平行しセキュリティに関するアンケートによる意識調査を行い、職員向けの情報セキュリティセミナー (3 回) を開催し、教育訓練の一環とした。平成 15 年度前半にセキュリティポリシー策定をめざし、その後ポリシー実施手順作成作業を開始する予定である。
(2) 情報システムの整備
科学技術政策に関する研究調査活動を効果的かつ円滑に推進するため、情報処理システムの整備を行った。
① ハードウェアの拡充整備
NISTEP 情報システムは、UNIX ワークステーション及び Windows NT Server をサーバ機とし、パーソナルコンピュータ等をクライアント機として LAN を構成している。また、所内 LAN は、専用回線を経由して、省際研究情報ネットワーク (IMnet : Inter-Ministry Research Information Network) に接続されている。
本年度は、下記の点についての整備等を実施した。
- 所内情報共有化の向上
- 所内コンピュータの性能向上
① 外部データベースシステムの利用
現在利用可能な外部データベース、情報サービスは、下記の通りである。
- 科学技術振興事業団オンライン情報システム (JOIS)
- 日本経済新聞社システム (NIKKEI TELECOM 21)
(3) ホームページ (HP) による調査研究成果等の情報発信
① WWW サイトの運用
WWW サイトに政策研ニュース、年報、人材募集等の情報を掲載した。
① 検索機能の追加
HP 内の掲載情報から、必要とする情報を容易に取り出すための全文検索機能を追加した。
① 調査研究の公開
NISTEP REPORT、調査研究資料、科学技術動向 (月報)、等の成果を、 WWW サーバに掲載し、インターネットを通じて公開している。平成 14 (2002) 年度は、下記のものを掲載した。
(全文掲載版)
□ 調査資料
No.88 | 「平成 12 年版科学技術指標 - データ集 - 改訂第 2 版」 | 科学技術指標検討チーム (情報分析課所管) | 2002.10 |
No.87 | 国際級研究人材の国別分布推定の試み | 第1調査研究グループ | 2002.07 |
No.86 | 米国における公的研究開発の評価手法 | 第2研究グループ | 2002.05 |
□ DISCUSSION PAPER
□ 科学技術動向 (月報)
2002 年 4 月号 〜 2003 年 3 月号□ Science & Technology Trends - Quarterly Review - (英語版 科学技術動向)
No.1 〜 No.6(4) 科学技術専門家ネットワークシステムの運用
○科学技術専門家ネットワークシステム
研究者から最新科学技術動向情報を収集する科学技術専門家ネットワークシステムの運用及び機能拡張を行った。