科学技術イノベーション政策における重要施策データベースの構築[NISTEP NOTE No.8]中の通史・概説

2.重点研究開発の推進

2.10 海洋

海洋分野については、昭和36年に総理府に海洋科学技術審議会が設けられ、海洋科学技術推進の基本方策についての審議を開始した。

海洋分野は、海洋調査、海洋環境保全技術、海底資源探索技術など幅広い分野を対象としており、国際的な連携・交流も古くから盛んに行われている。

科学技術白書は、昭和40年版において、総合分野における研究の一つの分野として海洋ついての記載を開始している。昭和45年版から平成元年版までは、海洋資源についての技術や海洋スぺースに関する活用法等を年度ごとに開発と目標並びに経過を記述している。

平成13年版白書からは、「フロンティア分野」の中で記載されるようになり、さらに、平成19年版からは、「横断的分野-国家基幹技術」の中でも取り上げられるようになった。

平成23年版白書からは、地球観測、気候変動に関連する研究開発は、「グリーンイノベーション」の要素として記載されるようになった。