イノベーション人材育成をめぐる現状と課題
23/30

NISTEPブックレット-2 19 Estonia Portugal (2)日本の研究者に占める女性比率の推移(セクター別) セクター毎の研究者に占める女性比率の伸びは、2002年から2010年の間でいずれも約3ポイントであり、大学等に比して企業等における女性比率が少ない。 【図表29】日本の研究者に占める女性比率の推移(セクター別) 出典:科学技術政策研究所「日本の大学教員の女性比率に関する分析」, 調査資料-209, 2012, 博士課程に占める女性の割合と研究者に占める女性の割合には正の相関があるが、我が国では一定の増加を得つつも、研究者に占める女性の割合は世界の主要国よりも低い(【図表30】)。 【図表30】研究者に占める女性比率と博士課程の学生に占める女性の割合 出典:科学技術政策研究所「日本の大学教員の女性比率に関する分析」, 調査資料-209, 2012 11.3%11.7%12.2%12.5%12.6%13.1%13.9%13.8%14.4%5.9%6.3%7.1%6.9%7.0%7.4%8.3%7.8%8.3%11.1%11.1%12.7%12.3%12.9%14.2%15.0%15.9%15.2%12.1%12.2%12.6%13.3%13.5%14.3%15.1%15.4%16.1%19.4%19.9%20.4%21.1%21.5%22.1%22.7%23.3%23.9%0%5%10%15%20%25%30%200220032004200520062007200820092010総数企業等非営利団体公的機関大学等この10年間で、高度専門人材における女性比率は一定の増加がみられるものの、欧米との比較においては割合、活用の度合いともに著しく低い。 特定の分野においては、現状でも女性研究者活用に促進の余地があるが、女性比率を増加させるには、修士課程以前の専攻分野選択の変革が起こらなければ、大きな変化は望めない。 (UNESCO Institute for Statistics) 注:総務省「科学技術研究調査報告書」 各年度

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です