イノベーション人材育成をめぐる現状と課題
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NISTEPブックレット-2 16 日米で研究チームがカバーする専門分野を比較すると、日本は米国に比して研究チームの多様性が低いことがうかがえる。 日米ともに、高被引用度論文(トップ1%論文)では2分野以上の専門分野の協働による論文生産割合が高い(【図表25】)。 【図表25】 研究チームがカバーする専門分野(10分野分類) 出典:科学技術政策研究所「研究チームに注目した「科学における知識生産」の分析 ~大規模科学者 サーベイから見えてきた日米の相違点と類似点~」, 科学技術政策研究レビュー 第5巻, 2013 米国(大学,自然科学) 日本(大学,自然科学) 米国(大学,医学系) 日本(大学,医学系) ポストドクター、博士課程学生の外国人比率は他の職階に比べれば高く、キャリアパスの工夫によりグローバル化の加速は不可能ではない。 加えて、多様なバックグラウンドを有する人材の流動が新たな知識・技術の融合を促し、イノベーションを生み出す基盤を形成することも可能となる。 24.5%26.9%3.6%5.3%0.2%0.8%0.0%0.3%71.7%66.8%0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%通常論文(1135)トップ1%論文(398)2 分野3 分野4 分野5 分野1 分野33%28%22.7%37.7%7.2%7.4%1.0%1.2%0.2%0.4%68.9%53.3%0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%通常論文(990)トップ1%論文(486)2 分野3 分野4 分野5 分野1 分野47%31%31.4%49.0%11.0%9.6%2.4%1.9%1.0%1.0%54.3%38.5%0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%通常論文(210)トップ1%論文(104)2 分野3 分野4 分野5 分野1 分野62%46%29.7%38.2%3.2%3.6%0.0%1.8%0.0%0.0%67.1%56.4%0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%通常論文(155)トップ1%論文( 55)2 分野3 分野4 分野5 分野1 分野44%33%

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