STI Hz Vol.4, No.1, Part.4: 科学技術イノベーション政策に資する調査研究と発信STI Horizon

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  • DOI: http://doi.org/10.15108/stih.00115
  • 公開日: 2018.03.20
  • 著者: 坪井 裕
  • 雑誌情報: STI Horizon, Vol.4, No.1
  • 発行者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)

科学技術イノベーション政策に資する調査研究と発信

文部科学省 科学技術・学術政策研究所
所長 坪井 裕

2018年1月に科学技術・学術政策研究所所長に着任しました坪井裕です。STI Horizon誌2018春号の発行に当たり御挨拶申し上げます。

当研究所(NISTEP)は、文部科学省に設置されている国立試験研究機関としての特長をいかして、時代の変化を捉えながら様々な調査研究を実施し、科学技術人材、科学技術予測、科学技術指標等の調査研究を通じて、科学技術イノベーション政策の企画立案・推進に不可欠な基盤的なデータを蓄積してきております。我が国の持続的な成長のためには、科学技術イノベーションが大きな役割を果たすことが期待されており、その政策立案や研究戦略の策定等への活用とともに、政府全体で推進している、証拠に基づく政策立案(EBPM:エビデンス・ベースド・ポリシー・メイキング)にも資するものと思います。

STI Horizon誌では、これらの当研究所の知見と成果をもとに、あるいは関係機関等のネットワークを通じて、有識者の見識の紹介(特別インタビュー)やホライズン・スキャニングの成果(「ほらいずん」)を発信しております。さらに、当研究所の調査研究活動・成果をわかりやすく解説し、ときには踏み込んだ議論を掲載する記事(レポート)もお届けしております。発行に当たっては、ウェブ版を中心としつつ、仕上がった記事から先行公開を行いながらも、冊子体としても発行して確実に関係各位の手元にお届けし、また、保存できる体制を整えております。

当研究所は、今年、「科学技術政策研究所」としての発足から創立30周年を迎えます。引き続き、科学技術イノベーション政策研究の中核機関として、国内外の関係行政機関、大学等の研究機関等との連携を進め、ニーズを的確に捉えた調査研究を行うとともに当STI Horizon誌を通じた発信も強化してまいります。

読者各位におかれましては、引き続き御支援・御愛読のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


文部科学省 科学技術・学術政策研究所 所長 坪井 裕