当研究所では、第 2 期科学技術基本計画でもその必要性が謳われている科学技術の理解増進に関する調査研究を実施しています。昨年 11 月には、調査報告書「科学技術理解増進と科学コミュニケーションの活性化について」(調査資料-100) を取りまとめ、科学技術に対する一般の人々の関心と理解度を高めるためには科学技術の研究者自らが社会に向けて積極的に情報発信を行い、一般社会 (及びマスメディア) とのコミュニケーション (科学コミュニケーション) を活性化させる必要があるとの提言を行いました。
理解増進・情報発信活動の 1 つに一般向けの講演会があります。そこで今回、講演会による理解増進効果を探る調査の一環として、科学講演会「ダーウィンで科学を楽しむ」を開催することにしました。
テーマとしてダーウィンを取り上げたのは、ダーウィンが優れた科学者であると同時に秀逸な科学啓蒙家でもあったこと、知名度が極めて高いこと、多彩な講演者による多様な切り口が可能な点等を踏まえてのことです。
英国からの講演者も含めて、一般の方 (高校生以上) 向けに科学のおもしろさ、楽しさを語っていただきます。なお、この種の講演会活動開催の参考とするためのアンケート調査へのご協力も予定しております。
2004 年 3 月 22 日 (月) 13:00〜17:00
日本科学未来館 みらい CAN ホール
□ 交通
●新交通ゆりかもめ 「船の科学館駅」ないし「テレコムセンター駅」より徒歩 5 分
(日本科学未来館「交通案内」 http://www.miraikan.jst.go.jp/access/access.html)
文部科学省科学技術政策研究所
日本科学未来館
ブリティッシュ・カウンシル
13:00 〜 13:10 | 開会挨拶 日本科学未来館館長 毛利衛 |
13:10 〜 13:50 | 「ダーウィンと家族の絆」 ランドル・ケインズ (ダーウィン・トラスト理事) |
13:50 〜 14:30 | 「ダーウィンの壁 - 甲虫が教えてくれること」 養老孟司 (北里大学教授、東京大学名誉教授) |
14:30 〜 14:50 | 休憩 |
14:50 〜 15:30 | 「ダーウィンとその時代」 ジェイムズ・ムーア (英国オープン大学上級講師) |
15:30 〜 16:10 | 「メジャーリーグの進化とダーウィン」 向井万起男 (慶應義塾大学助教授) |
16:10 〜 16:50 | 「雌の奔放な振る舞い- ダーウィンを悩ませた動物行動進化の謎」 オリヴィア・ジャドソン (英国インペリアルカレッジ研究フェロー) |
16:50 〜 17:00 | 閉会挨拶 科学技術政策研究所長 今村努 |
司会 吉本多香美 |
参加お申し込みは、EmailまたはFAXにてお願い致します。
(1) 氏名 (2) 住所 (3) 年齢 (4) 職業 (学校) をご記入の上、メール、または文書を事務局までお送り下さい。
政策研科学講演会事務局 (㈱ サイマル・インターナショナル内)
(政策研内担当: 第2調査研究グループ)
Email: darwin@simul.co.jp
Fax.: 03-3539-4533 Tel.: 03-3539-4502