科学技術の社会への浸透に関する調査

担当: 第2調査研究グループ

研究活動の概要

科学技術創造立国を目指す我が国にとって、ひとりでも多くの国民が科学技術に対して高い関心や意識を抱く必要があることは、言うまでもありません。誰もが科学技術の恩恵を被っているにもかかわらず、科学技術への関心・知識などなくても全然困らないと考えている人がたくさんいるとしたら、社会基盤の充実は望めません。

私たちのグループでは、国民の科学技術リテラシーを把握すると同時に、科学技術コミュニケーションを活性させることで科学技術に対する社会全体の関心や意識レベルの向上を図るための施策を検討すると同時に、科学館による科学技術コミュニケーション活動のあり方とその成果に関する調査研究を行っています。下記の図は、科学技術コミュニケーションの活性化策とその効用を模式化したものです。科学技術に対する一般の人々の興味、関心、意識、科学技術リテラシーが向上することで、健康で豊かな生活が送れるようになると同時に、国全体の科学技術レベルも向上するものと確信しています。

科学技術コミュニケーションの広がりを実現するための概念図

科学コミュニケーション活性化のための概念図