イベント

科学技術・学術政策研究所による講演会を、下記のとおり開催いたしますので、御案内申し上げます。お手数ですが、参加を希望される方は御氏名・御所属を2018年7月18日(水)15時までに、下記の参加申込み先に、メールにて予め御連絡いただきますようお願い申し上げます。
なお、会場の都合により参加者を調整させていただく場合がありますので、御了承ください。

概要

○演題:「社会的インパクト評価と成果に紐づいた投資」
○講師:幸地 正樹 氏(ケイスリー株式会社 代表取締役 CEO)
    落合 千華 氏(ケイスリー株式会社 最高執行責任者 COO)
○日時: 2018年7月20日(金)16時00分~17時30分(受付開始15時30分)
○場所: 文部科学省 科学技術・学術政策研究所会議室(16B)
   (東京都千代田区霞が関3-2-2 中央合同庁舎第7号館東館16階)

講演趣旨

 第5期科学技術基本計画では、科学技術イノベーション政策を、経済、社会及び公共のための主要な政策として位置付け強力に推進することが掲げられています。
 科学技術イノベーション政策においては、基礎研究から応用研究、開発研究を経て産業化に繋がるそれぞれのフェーズを対象としており、各フェーズでは一定の評価方法(論文、特許、大学発ベンチャー等)が用いられているものの、これらを包括した評価方法は確立されているわけではありません。
 また、社会課題の解決という点に着目すると、近年では、「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals: SDGs)において、経済性だけでなく社会・環境への影響が考慮されており、評価手法として社会的インパクト評価に注目が集まっていること、新たな投資の概念として、SIBs(Social Impact Bonds)を含む成果連動型支払、ESG(Environmental, Social, Governance)投資などに注目が集まっています。
 この、社会課題の解決という点は、科学技術イノベーション政策において目指すべき目標でもあり、SIBs等における評価方法の先進的な取組から得られる着想は大いにあると考えられます。
 そこで今回、国内においてSIBsや社会的インパクト評価の促進について主導的に取り組んでいるケイスリー株式会社様に、国内外でのSIBsの最新事例(大学発ベンチャーによるSIBsの活用等)や、社会的インパクト評価の具体例について御講演をいただきます。

講師経歴

幸地 正樹 氏(ケイスリー株式会社 代表取締役 CEO)
 大学卒業後、2007年より10年間PwCコンサルティング合同会社にて、主に中央省庁や地方自治体など官公庁に対する最適化戦略策定支援、調達企画・事業者評価支援、プロジェクト管理支援等の業務に従事。2016年にケイスリー株式会社を設立し、SIBを含む社会的インパクト投資や社会的インパクト評価の導入・浸透を推進する。
 国立琉球大学非常勤講師、社会的インパクト評価イニシアチブ共同事務局、日本評価学会認定評価士、社会的インパクトセンターエグゼクティブフェロー。

落合 千華 氏(ケイスリー株式会社 最高執行責任者 COO)
 社会的インパクト評価を通した社会的事業の改善・マネジメント支援を担当。特に文化芸術を通した社会包摂事業の案件の研究・支援に従事する。ソーシャル・インパクト・ボンド導入支援を含む各中央省庁の調査研究や、地方行政やNPO等の評価事業に参画経験有。外資系メーカーR&D、経営コンサルタントを経て、2016年4月よりケイスリーに参画。
 慶應義塾大学政策・メディア研究科研究員。社会的インパクトセンターエグゼクティブフェロー。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。

講演内容についてのお問合せ先

 科学技術・学術政策研究所 第2調査研究グループ(担当:新村)
 Tel:03-3581-2419
 e-mail:kazuhisa.shinmura@nistep.go.jp

講演会の参加申込み先

 科学技術・学術政策研究所 第2調査研究グループ(担当:平松)
 Tel:03-3581-2419
 e-mail:seminar-3pg01@nistep.go.jp

申込み締切り:2018年7月18日(水)15時00分

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、2005年より毎年、科学技術の振興・普及への顕著な貢献をされた方々を「ナイスステップな研究者」として選定しています。「ナイスステップな研究者2017」には、今後の活躍が期待される若手研究者を中心に、新しい研究領域を先導する研究者、人文・社会科学から科学技術イノベーションの発展に貢献する研究者、国際的な活動を展開する研究者、画期的な研究手法・ツールの開発者、ベンチャー創始者など、多岐にわたる分野の研究者が揃っています。
本講演では、昨年11月に「ナイスステップな研究者2017」として選定された方々に、優れた研究活動や、特色のある取組などについて、御紹介いただきます。今年は、5月23日(水)、6月19日(火)、7月18日(水)の3回に分けて開催します。

開催概要

第1回 2018年5月23日(水)14時00分~16時25分(開場13時30分)
リーフレット

第1回(5/23)申込み
[締切5/21(月)17時※参加登録終了しました※]

第2回 2018年6月19日(火)14時00分~17時25分(開場13時30分)
リーフレット

第2回(6/19)申込み
[締切6/15(金)17時※参加登録終了しました※]

第3回 2018年7月18日(水)14時00分~16時25分(開場13時30分)
リーフレット

第3回(7/18)申込み
[締切7/13(金)17時※参加登録終了しました※]

※7/18(水)に予定していたノースカロライナ大学の髭氏の講演は、滞在の予定が合わず中止となりました。御了承ください。

プログラム一覧

●●●第1回:5月23日(水)午後@NISTEP会議室●●●
14:00-14:05 開会挨拶 所長
14:05-14:50 和田 義英 国際応用システム分析研究所 (IIASA) 水資源プログラム プログラム長代理
地下水の利用可能量を示す、地球規模の水資源モデルの開発
14:50-15:35 千葉 大地 東京大学 大学院工学系研究科物理工学専攻 准教授
磁石の「状態」を電気的に自在にスイッチできる原理と技術の実証
15:35-16:20 山口 潤一郎 早稲田大学 理工学術院 教授
分子をつなぐ、人をつなぐ: 分子合成の新たな可能性探索と化学ポータルサイト運営によるコミュニティー形成
16:20-16:25 閉会挨拶 総務研究官
●●●第2回:6月19日(火)午後@NISTEP会議室●●●
14:00-14:05 開会挨拶 所長
14:05-14:50 ルガル・フランソワ 京都大学大学院 情報学研究科通信情報システム専攻 特定准教授
高度情報化社会を支える高速計算アルゴリズムの開発
14:50-15:35 髙木 泰士 東京工業大学 環境・社会理工学院 融合理工学系 准教授
アジアなど開発途上国における沿岸域防災研究とアウトリーチ
15:35-15:50 (休憩)
15:50-16:35 金 天海 岩手大学 理工学部 システム創成工学科 准教授/株式会社エイシング社 最高技術責任者
人工知能アルゴリズムDeep Binary Treeを用いた漁船の自律安定化
16:35-17:20 加藤 真平 東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授/株式会社ティアフォー 創業者・取締役兼最高技術責任者
完全自動運転システムの基本ソフト(OS)「オートウエア(Autoware)」の開発とオープンソース化
17:20-17:25 閉会挨拶 総務研究官
●●●第3回:7月18日(水)午後@NISTEP会議室●●●
14:00-14:05 開会挨拶 所長
14:05-14:50 三浦 恭子 熊本大学 大学院生命科学研究部 老化・健康長寿学分野/大学院先導機構 准教授
長寿・がん化耐性ハダカデバネズミ由来iPS細胞における腫瘍化耐性のメカニズム
14:50-15:35 江間 有沙 東京大学政策ビジョン研究センター特任講師/国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター 客員研究員
人工知能などの最先端科学技術と社会との関係を考える-科学技術と社会の「共創」を推進-
15:35-16:20 西田 敬二 神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 教授/株式会社バイオパレット 取締役
DNA塩基書き換えによる切らないゲノム編集(Target-AID)
16:20-16:25 閉会挨拶 総務研究官
※7/18(水)に予定していたノースカロライナ大学の髭氏の講演は、滞在の予定が合わず中止となりました。御了承ください。

講演内容についてのお問合せ先

文部科学省 科学技術・学術政策研究所 企画課(葛谷・佐藤)
Tel:03-3581-2466 E-mail:seminar-pld-inquiry[at]nistep.go.jp([at] を”@”に変更してください)

科学技術・学術政策研究所による講演会を、以下のとおり開催いたしますので、御案内申し上げます。皆様、奮って御参加くださいますようお願い申し上げます。なお、聴講を希望される方は、御所属・お名前を4月10日(火)13時までに、参加申込みメールにて事前にお知らせください。
(会場の都合により出席者を調整させていただく場合があります。)

開催概要

○演題: 「最新テクノロジーが変革する未来社会」
○講師: 森本 典繁氏(日本アイ・ビー・エム株式会社執行役員 研究開発担当)
○日時: 2018 年4 月12 日(木)14 時 00 分~15 時 30 分 (受付開始 13 時 30 分)
○場所: 文部科学省 科学技術・学術政策研究所会議室(16B)
    (東京都千代田区霞が関3-2-2 中央合同庁舎第7号館東館 16階)[地図]

講演会趣旨

 当研究所では、科学技術基本計画等の戦略策定や研究グラントの領域設計等に資するための予測活動を行っており、現在、第11回科学技術予測調査を進めております。また、科学技術や社会の変化の兆しをとらえるため、ホライズン・スキャニングを実施しています。
 今回は、量子コンピューティングへの期待も高まっている中で、AI、IoTセンサーのポテンシャルを活かし、我々はどのような未来社会を築くことができるのか、医療・創薬分野、環境・エネルギー、地域社会への影響はどのようなものか、最新事例とともに御紹介いただきます。我が国が掲げる「Society 5.0」の具体化に向けた取組に生かしていただければ幸いです。

講師経歴

1987年に日本アイ・ビー・エム株式会社入社後、大型コンピュータやPC用のディスプレイの開発を担当。1995年、米国マサチューセッツ工科大学留学を経てIBM東京基礎研究所に転入し、以後、音声、画像、映像処理と著作権保護技術、モバイル・コンピューティングの研究プロジェクト・リーダ等を担当。2004年にIBM Business Consulting出向、2006年に米国IBMワトソン研究所赴任を経て、2009年にIBM東京基礎研究所所長。2015年にIBM Asia Pacificに転出しChief Technology Officerを担当し、2017年より現職。コグニティブ・コンピューティング、グローバルな研究開発組織の運営に関して複数の著作あり。

講演内容についてのお問合せ

 科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター 担当: 栗林
 Tel:03-3581-0605

講演会の参加申込み

以下のアドレスに、お名前と御所属を明記してお送りください。
 E-mail:seminar-stfc-b[at]nistep.go.jp
 申込み締切りは、2018年4月10 日(火)13:00 となっております。

 科学技術・学術政策研究所では、講演会(フォーサイト・セミナー)を下記のとおり開催いたしますので御案内申し上げます。皆様、奮って御参加くださいますようお願い申し上げます。なお、参加を希望される方は、御所属・お名前を3月9日(金)17時までに参加申込みメールにて事前にお知らせください。

開催概要

○演題: 「世界の視点から見る日本の研究支援戦略(仮題)」
○講師: Annette Thomas氏(クラリベイト・アナリティクス 学術情報事業 CEO)
○日時: 2018年3月13日(火) 10時30分~12時00分 (受付開始10時)
○場所: 文部科学省 科学技術・学術政策研究所会議室(16B)
    (東京都千代田区霞が関3-2-2 中央合同庁舎第7号館東館 16階)[地図]
○使用言語:英語(同時通訳はありません。)

講演会趣旨

 世界の研究者のニーズ、そして学術情報をめぐる環境は急速に変化しており、日本もその例に漏れない。質の高い学術研究で世界をリードしてきた分野も多い日本では、過去10年間で研究活動が減速傾向にあることが2017年のNature Indexで大きく取り上げられた。情報テクノロジーが変革する中、日本の学術及び政府機関は、優秀な研究者の育成、研究成果の公開と評価、研究者評価、資金配分など多くの課題に取り組んでいる。
 講師であるAnnette Thomas氏は、自身も若手研究者としてキャリアをスタートし、大手学術出版社を経て、科学情報データプロバイダーと、長年にわたり、多角的に学術業界に携わってきた。その知見を活かし、研究構想から論文執筆、研究資金獲得に至る研究者のライフサイクルと、学術・政府機関の関わり方を見直し、それを支える確実な情報の求め方とビブリオメトリクスに基づく情報テクノロジーの進化について紹介する。本講演では、世界的な潮流から、その中に位置する日本についても議論することで、日本における学術的戦略に役立てることを目的とする。

講師経歴

 Annette Thomas氏は、クラリベイト・アナリティクスの学術情報事業CEO。ハーバード大学にて生化学及び生物物理学学士、次いでイェール大学にて生化学及び神経科学の博士を取得後、『Nature』誌の細胞生物学担当編集者、Nature Publishing Groupのマネージング・ディレクター、Macmillan Publishers Ltd,のエグゼクティブ・ディレクター、Macmillan Publishers Science and EducationのCEOと、25年にわたり学術・教育出版業の要職を歴任。2007年には、卓越した功績を挙げた出版業界の女性に贈られるKim Scott Walwyn Prizeを受賞している。2017年3月よりクラリベイト・アナリティクス役員に就任、2017年9月より現職。

講演内容についてのお問合せ

科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター (担当:白川)
E-mail:n-shirakawa[at]nistep.go.jp

講演会の参加申込み<申し込み多数により受付を終了しました>

以下のアドレスに、お名前と御所属を明記してお送りください。
E-mail:seminar-stfc-b[at]nistep.go.jp
申込み締切りは、3月 9日(金)17:00 となっております。

文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、国際ワークショップ「デジタルイノベーション時代の科学技術イノベーション政策」を2018年3月1日に開催します。皆様奮って御参加ください。参加を希望される方は、御所属・御氏名を2月23日(金)までに下記の参加申込先まで御連絡ください。

開催趣旨

 AI/IoTなどの普及にみられるデジタル化の進展により、大きく社会が変貌することに社会からの期待と不安の双方が高まっています。現在では、更にイノベーションや科学研究の方法論自体もオープン化するなど、科学技術・イノベーションの手段・プラットフォーム自体も質的な変化も進もうとしています。
 本ワークショップでは、OECD-DSTIからドミニク・ゲレク氏をお招きし、OECDのプロジェクト「デジタルイノベーションと人工知能(AI)」の調査研究成果について御紹介いただきます。
 また、AI/IoT分野に関する過去の科学技術予測結果や現在進みつつあるオープンサイエンスなどの取り組みなど、社会・経済を支える科学技術の変化に関する定性的側面と、AI/IoT分野におけるイノベーションに関する科学知識を計量する論文、特許接続データの定量的側面の双方の議論から、デジタル化のもたらす社会インパクトの方向性について意見交換の機会を提供いたします。
 特にサイエンスとイノベーションがリニアモデルから同時進行する形態にモデルが移行している中で、産学連携政策の在り方など、今後の科学技術・イノベーション政策がどのように変わるべきか、政策的な含意についても参加者を交えた議論を行います。

開催概要

 日時:2018年3月1日(木)15:00-18:00
 場所:文部科学省科学技術・学術政策研究所 会議室 (16B)
 (〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-2中央合同庁舎7号館東館16階)[地図]
 言語:英語(同時通訳はありません)
 主催:文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)

プログラム(発表者の敬称略)

          司会 NISTEP第2研究グループ総括主任研究官 冨澤 宏之
 15:00~15:10 開会挨拶 NISTEP所長 坪井 裕
 15:10~16:10 基調講演
         「Digital Innovation and Artificial Intelligence: OECD Analysis」
         ドミニク・ゲレック(Dominique Guellec)
          Head of Division, OECD Directorate for Science, Technology and Innovation
 16:10~16:20 休憩
 16:20~17:05 イノベーションの質的変化1:定性的側面
         「科学技術・イノベーションの基盤の質的変化:
          AI/IoT分野に関する科学技術予測とオープンサイエンス」
          白川 展之 (NISTEP科学技術予測センター主任研究官) 
          林 和弘 (NISTEP科学技術予測センター上席研究官)
 17:05~17:50 イノベーションの質的変化2:定量的側面
         「論文、特許接続データを用いたAI/IoT分野のイノベーションの測定」
          元橋 一之 (東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻教授・
                 NISTEP第1研究グループ客員研究官)
 17:50      閉会挨拶 NISTEP総務研究官 斎藤 尚樹

 

基調講演講師略歴

 ドミニク・ゲレック(Dominique Guellec)経済協力開発機構(OECD)科学技術イノベーション局部門長
 1995年にOECD入構後、科学・イノベーションと経済成長の経済政策分析・統計関連業務に従事。2004~2005年に欧州特許庁のチーフエコノミストを務めた。The Economics of the European Patent System (Oxford University Press, 2007); and From R&D to Productivity Growth: the Sources of Knowledge spillovers and their Interaction (Oxford Review of Economics and Statistics, 2004)など、特許、イノベーション、経済成長に関する論文・著作等多数。

 

内容についての問合先と参加申込先

申込み受付は終了しました

 NISTEP科学技術予測センター 担当 白川
 E—mail: n-shirakawa[at]nistep.go.jp
 御参加のお申込先: E-mail: seminar-stfc-b[at]nistep.go.jp
 申込みの締切りは、2018年2月23日(金)18:00です。

科学技術・学術政策研究所による講演会を、下記の通り開催いたします。
参加を希望される方は、お手数ですが、御所属・御氏名を1月15日(月)15時までに下記の参加申込み先まで御連絡ください。

開催概要

演題:米国における大学・研究機関発の医療系ベンチャーの成功要因、人的・資金的支援等に関する実態(仮)

講師:
William H. Pratt氏(Finnegan & Henderson 法律事務所 パートナー)
John F. Hornick氏(Finnegan & Henderson 法律事務所 首席弁護士)

開催日時:2018年1月16日(火)17時00分~18時15分(受付開始16時30分)

開催場所:文部科学省16階 科学技術・学術政策研究所会議室 (16B)

講演言語:英語(同時通訳なし)

講演趣旨

 昨今、大学等の革新的な研究成果を基にした大学等発ベンチャーの市場価値が急速に高まっており、イノベーションを促進する主体の一つとして期待されています。
 一方、我が国の大学等発ベンチャー数は減少傾向であり、起業意欲も国際的にみて低い状況にあります。また、大学等発ベンチャーを取り巻く環境としては、特に研究成果の実用化までの資金調達や課題を抱えています。この資金調達については、ICT関連分野では民間の投資額、量ともに増加し、起業を取り巻く環境は発展し続けている一方、相対的に実用化までの開発期間が長いライフサイエンス分野ではまだ十分とはいえません。
このライフサイエンス分野の特殊性を踏まえ、当該分野でのライセンス、上場、訴訟の知識・経験が豊富な講師より、大学・研究機関におけるライフサイエンス分野での研究成果の実用化にとって重要な点、医療系ベンチャーに対する人的・資金的支援等に関する実態等について御講演をいただきます。

講師略歴

William H. Pratt氏
https://www.finnegan.com/en/professionals/william-h-pratt.html

サザン・コネチカット州立大学卒業、ジョージ・ワシントン大学修了後、アメリカン大学ワシントン・ロースクールでJ.D.を取得

John F. Hornick氏
https://www.finnegan.com/en/professionals/john-f-hornick.html
ノースカロライナ州立芸術大学、テンプル大学卒業後、アメリカ・カトリック大学コロンバス・ロースクールでJ.D.を取得

講演内容についてのお問合せ先

科学技術・学術政策研究所 第2調査研究グループ(担当:新村)
Tel:03-3581-2419
e-mail:kazuhisa.shinmura(at)nistep.go.jp
※(at)は@に置き換えてください。

講演会の参加申込み先

科学技術・学術政策研究所 第2調査研究グループ(担当:堀江)
Tel:03-3581-2419
e-mail:seminar-3pg01(at)nistep.go.jp
※(at)は@に置き換えてください。

申込み締切り

2018年1月15日(月)15時00分

科学技術・学術政策研究所による講演会を、下記の通り開催いたします。皆様奮って御参加ください。参加を希望される方は、お手数ですが、御所属・御氏名を1 月19 日(金)までに下記の参加申込み先まで御連絡ください。

 

開催概要

  • 演題:近年の研究不正の要因―学術論文の撤回から見た組織構造,制度及び不正の影響―(原題:Organizational Structure, Institutions and Misconduct: Explaining Retractions in Science)
  • 講師:ジョン・ウォルシュ(John Walsh)氏(ジョージア工科大学教授)
  • 開催日時:2018 年1 月26 日(金)16 時00 分~17 時30 分(受付開始15 時30 分)
  • 開催場所:文部科学省16 階科学技術・学術政策研究所会議室(16B)
  • 使用言語:英語(同時通訳なし)

 

講演趣旨
近年、研究活動における分業化や研究チームの大規模化がますます進んでいます。その一方で、公表された学術論文の撤回が増加しており、その要因として、研究者による不正行為のみならず、組織構造や制度的要因にも焦点を当てる必要性が示唆されています。本講演会では、撤回された学術論文に関する統計的分析を通じて、研究活動の分業化、インセンティブ及び組織の文化といった諸要因が論文の撤回に与える影響について御紹介いただき、その結果から示唆される政策的含意について議論します。なお、本講演会の内容は、講師の未公表論文に基づきます。

講師略歴
ジョージア工科大学イヴァン・アレン教養学部公共政策学科教授。文部科学省科学技術・学術政策研究所国際客員研究官。ノースウェスタン大学(アメリカ合衆国)にて、博士号(社会学)を取得。主要な研究テーマは、特に、政策環境の変化に対する研究組織の対応という社会学的観点に焦点を置いた、科学技術・イノベーションに関する研究である。近年、米国及び日本における産学連携に関する研究や企業戦略における特許の役割に関する国及び産業間の相違に関する研究等に従事している。我が国における研究滞在の経験もあり、日本の科学技術・イノベーション・システムに関する造詣も深い。最近では、NSF(米国国立科学財団)及びKauffman Foundation(カウフマン財団)による助成を受けて、米国においてイノベーション調査を実施しており、その成果は学術論文誌Research Policy 等を通じて公表されている。

参加申込み
科学技術・学術政策研究所第1 研究グループ
E-mail: seminar1gr@nistep.go.jp
申込み締切り:1 月19 日(金)

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)によるセミナーを、以下のとおり開催いたします。皆様奮って御参加ください。参加を希望される方は、お手数ですが、御所属・御氏名を12 月6 日(水)までに下記の参加申込み先まで御連絡ください。

演題:ORCID活用による研究活動分析の負担軽減と透明性向上プロジェクト(ORBIT)について
    講師:Laure Haak氏(ORCIDの事務局長)
    開催日時:2017年12月11日(月)15時30分~17時30分(受付開始15時00分)
    開催場所:文部科学省16階 科学技術・学術政策研究所会議室 (16B)
    言語:英語(同時通訳はありません)
セミナー開催の趣旨

 科学計量学やエビデンスベースの科学技術・学術政策づくりにおいて、誰が、どの研究費を使い、どのような研究成果を生みだし、それがどのようなインパクトをもたらすかを分析することは非常に重要な課題で、ICTの発展によって、様々なデータをひも付けしてネットワーク化することができるようになりました。主に研究論文の名寄せ問題解決を目的として立ち上がった国際研究者識別子ORCIDは、研究者の負担をなるべくかけずにその貢献が蓄積できる仕組みを他の関係機関とともに開発しており、当研究所のSTI Horizon誌でもその可能性を兆しとして報告しています。(http://dx.doi.org/10.15108/stih.00014
 今回ORCIDの事務局長であり、ORCIDの立ち上げから主体的に関わってきたLaure Haak氏の来日に伴い、ORBIT(ORCID活用による研究活動分析の負担軽減と透明性向上プロジェクト)とその周辺の学術情報流通のアップデートに関して議論する機会を設けました。ORBITは、主にファンディング機関を対象にしたイニシアチブですが、エビデンスベースの政策作りや、ネットワーク分析による研究活動の可視化に興味のある皆様にも有意義な話題です。

ORBITプロジェクトとは

ORBITプロジェクトの要点は以下のとおりです。

  1. ORBITプロジェクトでは、永続的な識別子(PID)を組み合わせて使用することで、システム間の研究情報の流れを自動化し簡素化できます。
  2. ORCID iDやデジタルオブジェクト識別子(DOI)などの永続的な識別子が、異なるシステムが研究情報を共有できるようにするキーとして機能します。この機能を実現するには、研究コミュニティの各部門(出版社、大学、資金提供者、研究者)がデータを共有するための識別子を同じ枠組みの中で使用する必要があります。ORBITは、研究助成団体を中心とした資金配分のデータシステムで識別子の実用的な使用法を開発し、テストするイニシアチブです。
  3. ORBITは資金提供者のコミュニティを対象としており、2つの要素から構成されています。すなわち、①資金提供者のネットワークと②実装検討(パイロット)プロジェクトです。
講師略歴

 Laure Haak氏は、ORCIDの事務局長としてその立ち上げから活動を先導。前職は、Discovery Logic社の主任科学幹部(Chief Science Officer)で、米国国立科学アカデミー科学技術工学委員会のプログラム責任者や米国科学振興協会のScience誌のNext Wave Postdoc Networkの編集者を歴任。スタンフォード大学で生物学の修士を獲得後、同大学の医学部で1997年に脳科学の博士号を取得。彼女は米国国立衛生研究所(NIH)のポスドクも経験。

講演会の参加申込みと講演内容についてのお問合せ先

 科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター(担当:林)
 Tel:03-3581-0605
 E-mail:khayashi[at]nistep.go.jp

申込み締切り:12 月6 日(水)

 文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、博士人材のキャリアパスの多様化を促進するため、2015年度より東京地区において「博士人材ワークショップ」を開催してきました。この度、博士人材のキャリアパスに関心のある大学、企業、学生など多くの方々に御参加いただきたいと考え、大学の協力により地域での開催を行うことといたしました。第1回を下記のとおり関西地区で開催いたします。
 本ワークショップでは、「博士の企業観、企業の博士観」をテーマに、博士人材の能力の涵養(かんよう)とマインドセット、そして企業とのギャップをどう埋めていくかについてこれまでの調査結果を踏まえながら、登壇者の体験もまじえつつ考えてみたいと思います。皆様の御参加を是非お待ちしております。

1. 日時:2017年12月2日(土)13時00分-15時20分(受付開始:12:30)
2. 場所:大阪大学吹田キャンパス テクノアライアンス棟交流サロン
    (大阪府吹田市山田丘2番8号)
3. 主催:文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)
4. プログラム ※リーフレット

    ◯キャリアセンター発足について

    ◯開会挨拶 文部科学省 科学技術・学術政策研究所長 加藤重治

    ◯講演1 「博士の企業観・企業の博士観―インタビュー調査の結果から―」(問題設定)

      科学技術・学術政策研究所 第1調査研究グループ総括上席研究官 松澤孝明

    ◯講演2 「社会で働く博士からのメッセージ」

      国立大学法人 岐阜大学 研究推進・社会連携機構 准教授 上原雅行氏
      日本イーライリリー株式会社 研究開発本部 オンコロジー領域本部 メディカルリエゾン 谷澤欣則氏

    ◯会場との意見交換

      モデレーター 大阪大学特任准教授/NISTEP客員研究員 門村幸夜氏
5. 定員:70人程度(大学関係者、博士人材、企業関係者)
6. 参加申込み(参加無料)

以下の担当宛にメールにて御氏名、御所属を添えてお申し込みください。【締切り:2017年11月30日(木)】*締切延長しました
  担当:第1調査研究グループ 小林(百)
  seminar-1pg@nistep.go.jp

講師略歴

松澤孝明(文部科学省科学技術・学術政策研究所 第1調査研究グループ)

    1989年科学技術庁入庁。2015年より現職。博士人材問題を中心に、科学技術人材問題について調査・研究中。

谷澤欣則氏(日本イーライリリー株式会社 研究開発本部)

    2007年名古屋大学で博士号(理学)取得後、英国にてポスドクとして分子生物学等の研究に従事。途中2010年に大阪大学CLICのインターンシップ制度を活用し、2011年帰国時に企業(バイオベンチャー)の技術営業職に転職。その後製薬企業にてMSL、Real World Data研究等に携わり現在に至る。

上原雅行氏(国立大学法人 岐阜大学 研究推進・社会連携機構)

    2007年、大阪大学大学院 医学系研究科 博士課程修了(専攻:発生生物学)。
    博士(医学)。2年間のポスドクを経て工学系メーカーのEPSON(セイコーエプソン)社に新規事業アイデアを自ら提案、中途入社。研究開発リーダーとして新規事業を推進(信州大学 兼務)。2017年より現職。産学連携やEDGE-NEXT推進等、大学運営に幅広く携わっている。その他、非営利の科学教室を主宰。
御参考

当日15:30からの大阪大学キャリアセンター主催の博士人材Career Fairがあります。詳しくはコチラ

文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、「第10回政策研究レビューセミナー」を、以下のとおり開催しますので、御案内申し上げます。

開催概要
  • 日時:平成29年12月15日(金)13:30~18:00(開場 13:00)
  • 場所:文部科学省 第1講堂(東京都千代田区霞が関3-2-2中央合同庁舎第7号館 東館3階(入口は2階共用ロビー講堂専用入口)
  • 言語:日本語
  • 定員:300名
  • 参加費:無料(情報交換会への参加を希望する場合には、3,000円の参加費が必要となります。)
  • リーフレット
プログラム

※締め切り:レビューセミナー 12月13日、情報交換会 11月27日

レビューセミナー及び情報交換会の申込みは終了しました。申し込み有難うございました。

お問合せ先

文部科学省 科学技術・学術政策研究所 企画課(葛谷・佐藤)
e-mail:review2017[at]nistep.go.jp([at] を”@”に変更してください)

文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では,第8回予測国際会議「未来の戦略構築に貢献するための予測」を2017年11月29日(水)に開催します.

開催趣旨

 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)では、「第8回予測国際会議 未来の戦略構築に貢献するための予測」を、以下のとおり開催します。
近年、社会全体における不確実性が高まっている中で、国や企業が、国内外の潮流をいち早く見定め、未来の産業創造や社会の変革に対応した先見性のある戦略的な活動展開が不可欠です。こうした中、本会議では、いかに不確実性を織り込み、将来の社会像を描き、戦略立案を行うために予測活動(フォーサイト)が行われているか、また、これからの国や企業の戦略立案に資する予測活動をどのように進めていくべきかを国内外の専門家とともに議論を行います。

開催概要
    日時:2017年11月29日(水)10:00~17:45(開場9:30)
    場所:政策研究大学院大学1F想海樓ホール(〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1)[地図]
    主催:文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)
    共催:政策研究大学院大学(GRIPS)
    言語:日本語及び英語(同時通訳あり)
    定員:200名
    形態:一般公開
    参加費:無料

リーフレット

プログラム(講演者の敬称略)
    10:00~11:00 開会挨拶と基調講演

      開会挨拶 文部科学大臣政務官 新妻秀規
      基調講演1「予測の未来を予測する?」 内閣府 総合科学技術・イノベーション会議 議員 原山優子
      基調講演2「日本の政策決定プロセスと科学技術予測」 政策研究大学院大学(GRIPS)科学技術イノベーション政策研究センター長 白石隆
    11:00~12:30 セッション1「未来に向けた戦略と予測」:国や企業の戦略策定のために用いる予測の在り方や,予測の活用方策について,国内外の産・学・官の有識者による講演が行われます.

      ○「民間企業における戦略と予測」 ㈱日立製作所 研究開発グループ技師長 武田晴夫
      ○「ロシアにおけるスマートな科学技術イノベーション政策に向けた予測」 ロシア国立高等経済学院統計・知識経済研究所(HSE/ISSEK)フォーサイトセンター, Deputy Director, Alexander Chulok
      ○「カナダ政府における予測システムの構築」 カナダ政府ポリシーホライズンズカナダ(PHC), Chief Futurist, Peter Padbury
    12:30~14:00 休憩
    14:00~15:30 セッション2「予測活動の新たな展開:ステイクホルダーの参画と合意形成」:ステイクホルダーの参画のもと合意形成を目指す予測活動など,国・国際機関レベルの新たな予測活動の方向性について,予測活動の専門家による講演が行われます.

      ○「日本の科学技術イノベーション政策における予測活動の新たな展開」 文部科学省科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター長 赤池伸一
      ○「予測とコミュニティ参画」 フィンランド技術庁(Tekes), Head of Strategy, Pirjo Kyläkoski
      ○「EUにおける未来予測調査:イノベーション政策を支える予測活動」 オーストリア技術研究所(AIT), Head of Center for Innovation Systems & Policy, Karl Matthias Weber
    15:30~15:45 休憩
    15:45~17:30 セッション3「デジタル化時代の予測活動:各機関の事例紹介」:将来社会や科学技術の変化の「兆し」を捉え,戦略的に対応を図る予測活動の基礎となる活動として,人工知能等のデータ分析や予測・評価など,機関レベルの取組事例が紹介されます.

      ○「科学技術予測・ホライズンスキャニングにおける情報技術の利用:科学技術予測センターにおける予測オープンプラットフォーム/KIDSASHI等のシステム開発」 文部科学省科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター 研究員 小柴等
      ○「国の研究開発政策のための革新的なアイデア創出の促進と継承」 韓国科学技術政策研究院(STEPI), Research Fellow, Seongwon Park
      ○「公的研究助成における新たに投資すべき研究領域発見のための予測と評価:米国立科学財団(NSF)における評価基盤構築」 NSF, Section Head, Evaluation and Assessment Capability, Anand Desai
      ○「多様な将来社会像と政策調整:OECDと各国政府における経験から」 経済協力開発機構(OECD), Policy Analyst, Joshua Polchar
    17:30~  閉会挨拶 文部科学省科学技術・学術政策研究所長 加藤重治

 

参加申込方法

参加登録はこちらからお願いします(第8回国際会議運営事務局のサイトに移動します).[参加登録画面に移動]
○参加を希望される方は,2017年11月24日(金)12:00までに上記の参加登録画面からお申し込み下さい.
○参加登録が完了すると参加票が自動返信で送信されます.当日は参加票を出力し受付にお持ち下さい.
○24時間以内に自動返信メールが届かない場合,下記の第8回国際会議運営事務局までお問合せ下さい.
 なお,会場の都合により参加者を調整させていただく場合がありますので,御了承下さい.

参考(ワークショップ)

 シンポジウムに引続き以下の日程で,フォーサイトに関係する国内外の専門家とシンポジウムの登壇者も交えて,シンポジウムのセッション2とセッション3の内容を深堀するワークショップを開催します.
 なお,ワークショップの結果につきましては,後日公表の予定です.
【日時】2017年11月30日(木)10:00~17:00; 2017年12月1日(金)10:00~15:00
【会場】文部科学省科学技術・学術政策研究所16階大会議室(〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-2)
【主催】文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)
【共催】政策研究大学院大学(GRIPS)
【言語】英語(通訳なし)
【形態】関係者限り

お問合せ先

文部科学省科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター (担当:栗林,白川)
Tel: 03-3581-0605(直通) Fax: 03-3503-3996
E-mail: seminar-stfc-b[at]nistep.go.jp

第8回予測国際会議運営事務局(シンポジウムの参加登録に関するお問合せ)
(株式会社アイ・エス・エス内)
Tel: 03-6369-9984
E-mail: icf2017[at]issjp.com
(*)メールご利用の場合は[at]の部分を@に置換えて下さい。

科学技術・学術政策研究所による講演会を、下記の通り開催いたします。皆様奮って御参加ください。参加を希望される方は、お手数ですが、御所属・御氏名を10 月20 日(金)までに下記の参加申込み先まで御連絡ください。

 

  • 演題:海外大学との共同研究における企業本部の関与(原題:Phone Home? Headquarters’ Involvement in Foreign University Collaboration)
  • 講師:ルネ・ベルデルボス (René Belderbos) 氏(カトリック大学ルーヴェン教授)
  • 開催日時:2017年10月24日(火)16時00分~17時00分(受付開始15時30分)
  • 開催場所:文部科学省16階 科学技術・学術政策研究所会議室 (16B)
  • 講演言語:英語(同時通訳なし)

 

講演趣旨 

経済活動のグローバル化に伴い、海外の大学との共同研究を通じて研究開発能力を高めようとする企業が増加しています。こうした国際産学共同研究では、企業の本国の本社研究開発部門を通じて連携することもあれば、海外の大学に近接した地域に立地する研究開発部門がその役割を担うことも少なくありません。本講演会では、日本を含む科学論文等に関する経済分析の結果から企業の研究開発部門の立地が国際産学共同研究に及ぼす影響について紹介いただくとともに、研究成果から示唆される政策的含意について議論します。

講師略歴

カトリック大学ルーヴェン(ベルギー)教授。科学技術・学術政策研究所国際客員研究官。アムステルダム大学(オランダ)にて修士号(経済学)を取得後、エラスムス大学(オランダ)にて博士号(経済学)を取得。一橋大学経済研究所准教授,サセックス大学(英国)リサーチ・フェロー、王立オランダ・アカデミーを歴任し、2002 年より現職。主な研究テーマは、多国籍企業のイノベーション戦略と国際経営戦略。日本企業や日本経済に関する研究も多数。

講演会の参加申込先

科学技術・学術政策研究所第1 研究グループ
E-mail: seminar1gr@nistep.go.jp
申込み締切り:10 月20 日(金)

 

科学技術・学術政策研究所では、第3回RA協議会(徳島大会)において、以下の講演等を予定しておりますので御案内申し上げます。

印刷用リーフレット