「科学技術・イノベーション白書検索」および「科学技術基本政策文書検索」の更新について

2022年3月18日(金)

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が公開している「科学技術・イノベーション白書検索」および「科学技術基本政策文書検索」について以下の通りデータを更新しました。

「科学技術・イノベーション白書検索」の機能追加
  • 注目するトピックの変遷が分かる「関連文書時系列分析」について、閲覧中のトピックの内容が分かる機能を追加しました。
「科学技術基本政策文書検索」のデータと機能の追加
  • 「科学技術・イノベーション白書」に記載されている「白書事業」のデータを新たに追加しました。
  • 注目するトピックの変遷が分かる「関連文書時系列分析」について、閲覧中のトピックの内容が分かる機能を追加しました。
「科学技術・イノベーション白書」から抽出した「白書事業」を「科学技術基本政策文書検索」に追加した理由
  • 「科学技術基本政策文書検索」の基本計画に記載された施策に基づいて実施した内容は「科学技術・イノベーション白書」に記載された事業に具体的に記されています。
  • これを「白書事業」として抽出し、基本計画と合わせて分析できるように「科学技術基本政策文書検索」に加えることにしました。
「科学技術・イノベーション白書検索」および「科学技術基本政策文書検索」へのアクセス方法

以下のNISTEPのウェブサイト(SciREX関連公開データのページ)

https://www.nistep.go.jp/research-scisip-whitepaper-search

【参考】

「科学技術・イノベーション白書検索」について

「科学技術白書」の名称が、令和3(2021)年版から「科学技術・イノベーション白書」と変更されたので、検索システムの名称も「科学技術・イノベーション白書検索」に変更しました。以下、全体を示す場合にはこれを用います。

科学技術・イノベーション白書は、文部科学省において昭和33(1958)年から現在まで継続的に発行されており、日本の科学技術政策に関する施策やトピックなど、様々な情報が蓄積されています。NISTEPではこの点に着目し、以下のような機能・特徴を備えた「科学技術・イノベーション白書検索」を開発し、令和元(2019)年11月から公開しています。主な機能は以下の通りです。

  • 昭和33(1958)年版以降の科学技術・イノベーション白書のテキスト情報(本文や図表の表題など)がデータベース化されています。
  • 各年代の科学技術に関する政策や施策の動向を調べることができます。
  • キーワードだけでなく、類義語も併せて検索する「あいまい検索」や期間を指定して検索することもできます。
  • よく使われている語句を大きく表示する「キーワードマップ」の機能があります。
  • 注目するキーワードがどの年に多く出現しているかなど、白書への出現回数を知ることができます。
  • 注目するトピックの変遷がわかる機能があります。【今回この機能を更新】
  • 「科学技術基本政策文書検索」について

    科学技術に関する基本政策は、科学技術基本法のもとに、科学技術基本計画等が策定され、推進されてきました。2020年には、同法が改正され、科学技術をイノベーションまで含めた、科学技術・イノベーション基本法となりました。これらの政策文書の相互の関連や、時系列的な動向を把握するために、NISTEPは、科学技術基本政策に関する以下の文書を収録し、検索できるシステムを令和3(2021)年7月から公開しています。なお、収録文書は以下の通りです。

    【基本法】科学技術・イノベーション基本法 (科学技術基本法(1995年公布)が2021年に名称変更)

    【関連法】イノベーション活性化法/ 研究開発力強化法(2018年)

    【基本計画】科学技術・イノベーション基本計画/科学技術基本計画(1996年度から5年ごと)

    【答申】科学技術会議の答申(1960年~1992年)

    【戦略】統合イノベーション戦略 / 科学技術イノベーション総合戦略(2013年度から毎年)

    【白書事業】科学技術・イノベーション白書に記載された事業【今回この文書を追加】

    ※ 検索機能については、上記「科学技術・イノベーション白書検索」と同等の機能を持っています。