科学技術動向研究センターのご紹介

科学技術動向研究センターとは

 2001年1月より内閣府総合科学技術会議が設置され、従来以上に戦略性を重視して政策立案が検討なされるようになりました。科学技術政策研究所では、政策検討の土台となる重要科学技術分野の動向に関する調査・分析機能を充実・強化するため、2001年1月より新たに「科学技術動向研究センター」を設立いたしました。
 当センターでは、「科学技術基本計画」の策定の議論に資する最新の科学技術動向に係る情報の収集や今後の方向性についての調査・研究に、下図に示すような体制で取り組んでいます。
 センターがとりまとめた成果は、適宜、総合科学技術会議、文部科学省へ提供しております。
 センターの具体的な活動は以下の3つです。

(1)「科学技術専門家ネットワーク」による科学技術動向分析

 わが国の産学官の研究者を「専門調査員」に委嘱して(2006年4月1日現在約2500人)、インターネットを利用して科学技術動向に関する幅広い情報を収集・分析する「科学技術専門家ネットワーク」を運営しています。 このネットワークを通じて、専門調査員より国内外の学術会合、学術雑誌などで発表される研究成果、注目すべき動向や今後の科学技術の方向性等に関する意見等を広く収集いたします。
 これらの情報に、センターが独自に行う調査・研究の結果を加え、毎月1回、「科学技術動向」としてまとめ、総合科学技術会議、文部科学省を始めとした科学技術関係機関等に配布しています。なお、この資料は当所ホームページにおいても公開しています。

(2)重要科学技術分野・領域の動向の調査研究

 今後、国として取り組むべき重点事項、具体的な研究開発課題等を明確にすることを目的とし、重要な科学技術分野・領域に関するキーテクノロジー等を調査・分析します。
 さらに、重要な科学技術分野・領域ごとの科学技術水準を欧米先進国と比較し、我が国の科学技術がどのような位置にあるのかについての調査・分析も行います。

(3)技術予測に関する調査研究

 当研究所では、科学技術の長期的将来動向を総合的に把握するため、デルファイ法による技術予測調査をほぼ5年ごとに実施してきました。これは、今後30年間の重要技術を抽出して、その重要性評価や実現予測時期を分析するものです。2005年には2年間にわたった「科学技術の中長期的発展に係る俯瞰的予測調査」を報告しました。デルファイ調査を含む今回の予測調査の詳細については、「科学技術動向 2005年7〜11月号[連載]日本の科学技術の現状と今後の予測」をご参照ください。